驟雨
生暖かい
風が頬を伝う
湿っぽい
空気に包まれ
どんよりと
今にも落ちてきそうな雲
遠くで
雷鳴が響いた
このまま
夕立がきたら
雨に打たれて帰ろうか
激しいスコールに打たれて
少し痛いくらい
ちょっと笑っちゃうくらい
激しい雨に打たれて
水をかぶったみたいに
ずぶ濡れになって
靴の中まで
水浸しにして
わざと水たまりを蹴りながら
空を見上げれば
認めたくない
惨めさも
少しは
認められるかな
知らない間に差していた
プライドの傘は
もういらない
きっと
そうだきっと
涙なんか流れてない
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