届かぬ想い
きみが涙を流している
ぼくはきみを慰めたい
でも今きみにかける
言葉が見つからないんだよ
手を握ることも
抱きしめることも出来なくて
でも心はこんなにほら
きみを大切に想っている
きみになんて伝えればいい?
どう言えば届くだろう
耐え切れなくなったぼくは
真夏の夜へと飛び出した
満天の星空を見上げ
何度も何度も
繰り返し叫ぶ
でも、
「愛してる」なんて
使い古された言葉じゃ
ちっとも足らなくて
生ぬるい風が頬にまとわりついて
ぼくの涙を乾かしていく
「愛してる」なんかじゃ
足りない気持ちがここにある
確かにここにあるんだよ
精いっぱい星に手を伸ばして
祈りを捧げた
でもこの気持ちには
ちっとも足らなくて
こんなことで想いが
届くはずもなくて
でもこんなことすら
この想いには届かない
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