ゾートロープ

電車の中を

夕陽が流れていく

なんて美しい景色だろう


街の建物の

シルエットの隙間から

まるでゾートロープのように


この街で

いま多くの輝きが生まれ

育まれているのだろう


時には傷つき

時には壁にぶつかり

そして悩みながら


だけど

ぼくを頼ってよ、どうか

今ならきっと

きみを助けられそうだよ


ぼくだけが

分かるアンサー


きっとある


そうやって

ぼくも助けられてきたんだ


だからこうやって

きみに手を差し伸べるよ


そうやって

生命の輪ゾートロープは回っていく

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