Crest Red -紅い翼-
双 平良
世界―詩編
世界の成り立ち
時の始まりの頃より世界を支配した神々の存在は地上から消えた。
訪れたのは精霊、龍・獣、魔物の時代。そして、人が支配する世界。
かつての神々の栄華は遺跡に残り、
精霊と龍・獣はかつての姿を変え、魔物は闇の奥へと身を潜めた。
その中で、人はかすかな神の存在を求め、崇め、敬い、畏れて暮らす。
時に平和を告げ、時に争いを掲げ、いくつもの魂を輪廻に回していく。
そうして、永遠の和平を約束されていた大地は、いつしか変貌を遂げていく。
その行く末は、誰も、預かり知らぬところ。
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