お題:存在する  「金色の ”いいね!”」

深夜にひとり、スマホを命綱みたいに握って

つぶやきを上げる。

「いいね」のないつぶやきは

存在していないみたいで


なきたくなる。


いっそ消そうとしたら

ハートマークが、ぽつんと金色に光っていた。


きみからの「いいね」。

ああ。

僕はこれが、欲しかったんだ。


これだけが。

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