真実

「石野竜夜が、美亜ちゃんを危険から、守ったと石野はそう言っていたらしい。後日談それは罪から逃げるために出た言葉だったと、事件から半年後に知らされた。これが事件の全てである」

 

 事件の全て真相知った、彼女等には、許せない気持ちを抱いたのであった。そして美春は暗い顔をし、話しかける。

 「すみません……御手洗いに」


 少し疲れた様子を見せる。彼女はフロントから出ていってしまう。

そして数分後帰ってくる。

 「お待たせして、すみません。石神さんの正体ついて見たいな」


 彼女は、普通の笑顔で話しかける。俺は彼女の要望通り、マウスを下に動かす。

そこには石神悟史の個人情報が書かれていた。

俺が驚いたのは、働いていた職業だった。

 「情報暗殺部隊って何だよ。名前が物騒だし」

 「悟史君が、情報暗殺者。情報…」


 何か違和感を抱く青島安絵は、今思い出す。

 「橋本さんが言った通りだ」

 「橋本さんって、どなたですか?」

 「美亜ちゃん、誘拐事件の時、隣で話していた。彼が橋本さんです。」


 美亜誘拐事件の時に、少し話したという、橋本の言葉の意味を理解する。

 「皆さんに説明します。彼、石神悟史さんは、知っての通り、美亜ちゃん誘拐の、一番貢献した彼、の事件をどう導いたか伝えます」


 警部である彼女、青島安絵が、雪島美亜、誘拐事件をどう解決したか説明しようとする。

 「私達、警察は美亜ちゃん、誘拐の時、当然被害者である彼女と、容疑者である犯人を探し確認します。しかし彼、悟史君は人ではなく、駐車場やコンビニ家などを見ていたらしいのです。それが彼女、美亜ちゃんを見つけ出せた理由と私は思います。情報屋は、何となく理解しました」


 青島安絵は彼、石神悟史を理解する青島の妻だった。

 「これで終わりだと思うから、解散しましょ。雪島先輩に、手紙渡さないとだし。」

  「あっ……石神さんから美春ちゃんに手紙貰ったから、渡す」


 石神悟史から受け取った手紙を手渡し解散した。

 「お兄ちゃん、今日は雪島先輩の隣にいて支えてね」


 雪島家の二人と、俺意外は皆青島家に戻っていった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る