雪島美春編

「山西君生徒会室では、秘密にしていたけど、被害者石野竜夜を殺害した証拠があるんだよね」


 薪は俺が彼、石野竜夜を殺害した証拠あると、いい写真を見せる。そこに写っていたのは、何故か俺が石野にむけ銃を構えている姿だった。 

「え?俺銃なんて持ってませんし、持ったこともありません。それから死因はなんですか?場所教えてくれますか?」


 一枚の写真から、矛盾点を答える俺に対し薪は説明する。

 「死因はな、出血多量だ。それが山西君の指紋付きで」

「はぁ金曜の朝に戻りやり直せたら、俺が疑われることも、石野さんも死なずにすんだはずですよね?」 


 石野竜夜に申し訳なさや、罪を認める発言する。そして突然眠気に襲われる。その眠気は薪の声や、俺に触れているのにも関わらず何もわからない程だった。そして俺は倒れてしまう。目を覚ますと、そこは家のベッドにいた。


 「え?何故ベッドに寝てるんだ。警察から取調されて、自分が感じた矛盾を話していったら眠くなったんだな」


 俺に起きた事件を思い出す。そしてスマホを確認しびっくりしてしまう。

「は?あはは5月24日金曜日」


 笑っていると妹の雪菜が部屋に入ってくる。

「お兄ちゃん起きるの早いね。それからおはようございます」

 「おはよう雪菜、そうだな今日は早いな」


 俺等はリビングにいってご飯を食べ初める。

「今日は部活で遅くなると思います。なので先に帰って待っていて下さい。」

 「俺も一緒に帰っていいか?女の子二人で、夜を歩かせたくないから」


俺の頼みに雪菜は、嬉しさと楽しそうに笑う。

「そろそろ学園にいきましょ。」


 そうやって二人は、学園へ向け歩いていくと、一人の少女が俺を呼んで走ってくる。

「先輩」

    

  俺のことを呼んでいる彼女の名前は加島優菜(かとうゆな) 我が妹の親友で俺の友である。 

学園では生徒会長が認めるエリート生徒で学園が誇る散歩部部長である。


 「優菜ちゃんの髪の毛軽く嗅いでいい?」


 雪菜は、加島優菜の髪の毛を嗅ぐ

  「シャンプー変えたか?俺もいいか?」

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