第7話 下を向いて

辛い時きつい時どうしようもない時

ボクは下を見る癖がある

ネガティブなニュースとボクの現状を比べたり

ボクよりも大変そうな人見てあの人に比べればボクなんて

と慰めたり

でもこれって常にボクより不幸な人探しをしている事

「下見てるね」上司からの一言で気づいた

いつからか上を目指すこと忘れて

最高が現状維持そんな考え方になってしまった


「上向きたいな」そんな思いで雨上がりの夜の公園をフラフラ

下を向いて歩いていた

そこで目にしたのがたくさん雨をまとった草花

外灯に照らされそれはキラキラ輝いていた

スワロフスキーをちりばめたドレスをように綺麗だった

新緑が雨に濡れてる匂い濡れてる歩道を踏むといつもと違う音を

スニーカーが聞かせてくれる

他にもベンチに木の枝がたくさん集められてたり

バトミントンのシャトルが転がってたり

散歩の時は下を向いても楽しいみたいです


明日は少しだけボクの心は上を見ていけそうです

今日もありがとうおやすみなさい


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る