義妹との二人暮らし
「よろしく.........」「よろしくね」
やばい。すごく緊張する。
実は俺は、山科さくらの事が好きだった。
そんな子と一緒に住むとか緊張するに決まってるじゃないか!
「取り敢えず、ダンボール片付けよっか。」
「そうだね。」
そう言って俺らは荷物を片付け始めた。
「てか、新しい家広いな」
「二人で住むにはもったいないぐらいだね〜」
あ、!そうじゃん!二人暮らしじゃん!
やばい。ますます緊張してきた。
「た、確かにな。」
「てかさぁ、緊張してんの?」
「し、し、してるわ、わけないし.........」
「ごめん(*^^*)図性だった?」
バレていた…。
「そんなどきどきしてたら私と毎日一緒に生活なんてできないぞっ!」
「そうだな。これからはどきどきしないよう頑張ってみようかな。」
そんなこんな話していて気づけば片付けは終わっていた。
「あー疲れたー」
「疲れたね。」
「少し寝るわ。おやすみ。」
Zzzzzzzzzzz.........Zzzzzzzzzzz.........
「お兄ちゃん、まだ起きないのかなぁ?」
「ぐぅ~……」
「むぅ……これでもダメかぁ……」
何か声が聞こえる。
「もう……ちゅーしちゃおっかな……」
ん?ん?聞き間違いかな?
「まさか……好きな人と同じ家で暮らすなんて……」「理性が持つか分からないよ……」
え?もしかして両思いだった?
とか思っている内に俺はまた眠ってしまった。
「起きて!起きて!」
「ふぁぁああぁっ」「もうこんな時間か」
「もうこんな時間だよ?」
「だね。うん。」「てかさ、さくらさ俺が寝てる時にちゅーしようかなとか言ってただろ」
「え?なんのことかな?」.........
こんなすれ違いの生活はまだ続きそうだ。
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