2022/05/09(月)コロナワクチンまとめ
コロナにかかる確率、東京都内で2020年3月22日までは1日あたり0〜10人程度で推移していた(病原微生物検出情報2020年8月号)ということで当時はオリンピック開催はどうなる?とかで関係当局が何かと神経質になっていたのと検査体制が整っていないという理由で検査数が絞り込まれて正確な数が割り出せていないことを考慮せずに当初発表されていた数だけで計算すると東京都民1000万人以上いる中で1人か2人だったらまさにジャンボ宝くじ1等並の確率だなと思っていました。リスク的にコロナウイルスに感染するのとコロナワクチンの副反応を比較した時に現状危険度はコロナウイルス>コロナワクチンだからワクチン接種をすすめられるのでしょうけど、実際のところ持病だったり年齢だったりケースバイケースのようです。そしてワクチン接種は公衆衛生の観点から社会全体を守るためでもあるので結構集団を守るために個人を犠牲にするトロッコ問題に似ているところがあるかもしれません。先日このトロッコ問題に関してはこうすればいいんじゃないって投稿された動画が話題になっていました。それはトロッコは二軸貨車なので前輪がポイントを通過した瞬間に切り替えれば後輪側でスリップするように止まるというものでした。集団がいる線路と個人がいる線路のどちらかに進まなければならない究極の二者択一問題と思っていたので、全員救われる映像はまさに倫理の問題を技術で解決したと話題になっていました。ただしトロッコにもし乗客がいたらその乗客は慣性の法則で飛ばされるでしょうし、スピード次第では全員助からない事態になりかねない荒業でした。
今回のパンデミックは、一応ワクチンという技術で克服されようとしているわけですが、ファイザーやモデルナ製ワクチンで画期的だったのは、mRNAという設計図のようなものを注入する(遺伝子導入)と自分自身の細胞が目的のウイルス表面のトゲトゲ部分の蛋白質を作り出してくれて(発現)あとは本来備わっている免疫が働いて感染を予防できるというものでした。仮にウイルスが変異してもその変異した部分の配列を書き換えればまた新たなワクチンを開発することができます。ただ、mRNAを細胞内に送り届けるための成分に対するアレルギー反応や送り届けた後の目的の蛋白質の発現量に個人差があるのか結構副反応に悩まされた方が多かったと思います。アストラゼネカや中国やロシア製のワクチンは、この設計図をアデノウイルスのような別のウイルスを運び屋にして遺伝子導入するもので、導入された後の反応はファイザーやモデルナと同じ理屈と考えられるのですがアデノウイルスに対する抗体ができてしまうので、2回目以降の効果が薄れてしまうというのが課題としてありました。
今度承認されたノババックスや塩野義製薬が開発中のワクチンはトゲトゲ蛋白質を自分自身の細胞に作らせるのではなくて、あらかじめ作製済みの蛋白質を直接注入するというもので、副反応は低減されると言われています。何回も何回も打ちたくない人には選択肢が増えたことは良かったかもしれません。
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