【基本設定】

　身長　１９０センチ

　年齢　３０歳

　デルフィリード王国出身の騎士。灰色がかった黒髪に灰色の瞳。薄い顎髭が特徴。デルフィリード王国では相当な権力を持つトールヴァルド家の長男。

『エイセル騎士物語』を愛読書にしており、物語のような主君に仕えることに憧れるロマンチスト。理想そのものであるヴァリシュに惚れ込み、デルフィリード王国を飛び出しオルディーネ王国に帰化した。

【第二部番外編までの補足】

　デルフィリード王国では、次期騎士団長と期待されていた程の実力者であり、トールヴァルド家を継ぐ嫡男であった。

　しかし地位よりも理想を追い求めるタイプであり、ヴァリシュを理想の主君と認めたあとはデルフィリードでの地位を全部投げ出して単身でオルディーネへ帰化した。デルフィリードではかなり反対されたが、すべて決闘で捻じ伏せた。

　本来、他国出身の人間が騎士団へ入団することは出来ないが、デルフィリード王国からの推薦をもぎ取ってきたこともあり特別に許可された。本人はヴァリシュの迷惑にならないよう、実家を含むデルフィリード王国とのすべてのやり取りを遮断している。

　ギデオンではなくヴァリシュを主君としているのはいかがなものかと思うが、騎士としての優先事項は理解しているため、結果的にギデオンに仕えているのと大して変わらないと黙認されている。

　アレンスとマリアンのことは先輩として接している。ランベールとはヴァリシュの右腕の座を勝手に争っており、何かと小競り合いが絶えない。

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