春の七草

いつだったか スーパーで春の七草パックが売っていた。都市部で春の七草を入手するのは難しいのだろう・・と言うか、春の七草が何であるのかを知らない人の方が多いのかも知れない。


せり(せり)

なずな(ぺんぺん草)

ごぎょう(ハハコグサ)

はこべら(ひよこ草)

ほとけのざ(コオニタビラコ)

すずな(カブ)

すずしろ(大根)


セリとカブとダイコンは今でも食材としてスーパーで売っているが ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザは今は食べないので売ってない。しかも春の七草と言われる植物の名前は古い名前で今では使われていない。

そこで()内に今使われている名前を書いてみたのだが・・とても食べられそうも無い名前だ(笑)


先ず・・

セリは時々野菜売り場で見かけるので食べたことのある人は多いと思う。シャリっという食感が爽やかで香りが強い。香りについては好き嫌いの別れる所だが・・


ナズナはぺんぺん草と言い荒れ地を好む植物で道路わきなどでも見かけるが アクが有るので、何かの料理に使うにしろ塩を加えての下茹でと 水によるさらしが必要だろう。文学で(ぺんぺん草が生えた・・)と書かれていたら、見捨てられた荒れ地という意味になるぐらい荒れ地と関係が有る。


ゴギョウは母子草のことで、黄色の地味な花を咲かせるが 近縁種のミヤマハハコグサは白い花を咲かせる。どこでも普通に見かける植物だ。葉や茎を小さな綿毛が覆い 全体が少し白っぽく見えて 見るからにマズそうなのだ・・(笑)


ハコベラはひよこ草の事で・・これはもう どこにでも生えている。野菜の栽培をしている時に一番邪魔になる草だ。ニワトリやヒヨコが好んで食べるのでひよこ草の別名が有る。


ホトケノザ・・これを検索すると しそ科の踊子草が出て来る。どうしてなのかと言えば、春の七草のホトケノザは古い名前で、現在では別の植物に使われている名前だからだ。七草のホトケノザは現在のコオニタビラコにあたる。田んぼのあぜに張り付くように生えるので”田平子”と呼ばれるのだ。苦みがあり普通は食べたりはしない。


後 カブやダイコンは周知のとおりだから説明は要らないと思う。

*(クリックで写真に飛び、クリックで戻ります)*

https://kakuyomu.jp/users/minokkun/news/16817330653342718481


それでは 見た目はどうだろうか?という分けで 画像はその写真であるが まあ、見るからに草っていう感じでマズそうだ(笑)山菜図鑑には載ってないものも有る。 私は子供の頃に祖母が作った七草がゆを食べた事があるのだが 美味しかった記憶は無い。いや、不味かった( ´艸`)


しかし”蓼食たでくう虫も好き好き”と言うのだから ”七草がゆは美味しくない”と言う私の意見は偏見なのかもしれないのだ。

いや、おそらく偏見だろう・・(笑)

七草がゆ・・ ぜひ試して頂きたい。

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