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  • 3.審査の結果への応援コメント

    不穏な気配の漂う作品なので覚悟して読み始めましたが、こんな結末になるとは!
    現代のコロッセウムですね。近代までのヨーロッパで処刑が見世物であった歴史も彷彿とさせます。

    で、現代がそんな残酷さのないクリーンな時代かというと、そうでもない気がします。SNSでの炎上や曝しは時に公開処刑となり、実際に人を死に至らしめ、死してなお遺族に追い打ちをかけることもある。

    人の残酷さ、そしてその残酷さに慣れること、それでも生き抜く知恵を見つけて適応していくこと。
    死を扱っていますが、かえって「生」を見つめることのできる小説ではないかと思いました。

    問題作ですが、発想といい読ませ方といい、とても素晴らしかったです!

    作者からの返信

    鐘古さん、
    感想ありがとうございます。

    葬儀をテーマとしたコンテストでしたので、死によって生者が救われる話にしてみました。

    当時、ロシアがウクライナ侵攻を始めた頃で、まさか21世紀に前世紀的な戦争を(しかも大国が)行ったことに衝撃を受けていました。

    そこからまさに古代のコロッセウム的な殺戮の娯楽と、安全な遠距離からそのゲームを楽しむ卑劣な人々(短編のためアッサリ表現ですが)を設定してみました。

    こういった不条理な世の中にならないことを祈るばかりです。
    そんなことはありえないと頭から否定できない、嫌な時代になりました。

  • 3.審査の結果への応援コメント

    柴田さま

    鳥肌が立ちました。すごい作品ですね。戦車葬という発想から、どんな物語が作られるのか、最初はそんな興味で読み始めました。
    なんとも非情な世界で、生き抜く親たちの決意は尊くて、感動とともに戦慄しました。
    すばらしい物語をありがとうございます。

    作者からの返信

    雨さん、

    読んでくださってありがとうございます。

    賛否ある作品だと思います。が、書けるうちに書いておかないとという気持ちもありまして(問題意識の面で)。

    世の中の動きが読めない時代に入ってきましたし。

  • 3.審査の結果への応援コメント

    読み終わった時にまず感じたのが「★3つけたくない……しかしつけねばならない気がする……」でした。
    作中の評価が同じく★形式なので、なんだか色々被ってしまって。狙っておられたのかどうかはわかりませんが。

    ひたすら重くて、それでいて嫌なリアリティを伴った話でしたが、こういう作品が書けるというのも、またWeb小説の「可能性」なのかもしれませんね。

    作者からの返信

    五色ひいらぎさん、
    コメントありがとうございます!

    小説の中に出てくる★は、まさにカクヨムの★からヒントを得ています。★3で人が3人救われるなら、誰でも欲しがりますよね。

    仰る通り、フィクションだからこそできることってあります。それが現実にならないよう気張って暮らさないといけないですね。

  • 3.審査の結果への応援コメント

    企画参加ありがとうございます。
    拝読させていただきました。面白く、というか興味深く?いや、もちろん面白くてぐいぐいと惹き込まれていく作品でした。
    我々平和な国に生まれ育ったものではなかなか想像できないですが、被支配階級というのはこれくらい凄惨なのでしょうね。昔のギロチンも一種のショーだったようですし。
    とても重いテーマですが心に残る作品でした。

    作者からの返信

    島本葉さん、
    コメントならびに企画主催ありがとうございます!

    物語作りのために極端な事柄を扱いましたが、やはりモンスーン地帯に住む我々と欧米人では、思考形態が違うと思っています。

    最初から違うってことを押さえておいた方が、相互理解は進みますねー。仕事でも幾度か実感しました。

    感想ありがとうございました、励みになります!

  • 3.審査の結果への応援コメント

    こんな世界嫌だなって思いながら読了しました。
    そして、被征服者側はいつだって悲惨。

    ⭐︎3つがとても重たいです。

    作者からの返信

    みつなさん、

    コメントならびにレビューありがとうございます。

    憂鬱なディストピア小説でしょ。しかし、いつなんどき平和を失うときが来るかも知れませんので、あらかじめディストピアをシミュレートしておけるのが創作の良いところだと思います。

    もちろん、ディストピアを避けるためのシミュレートもまた大切です。

  • 3.審査の結果への応援コメント

    衝撃ですね。
    なかなかこんなのは思いつけません。

    世の中に「よい小説」と「わるい小説」があるのなら、これは間違いなく「わるい小説」に分類されると思います。

    が、作中の「私」はもちろん「本国の人々」に、現在の、そして将来のわたしたちがらならないなよう戒めとして読む物語として、とてもおもしろいと思いました。

    作者からの返信

    藤光さん、

    ホント怖くてイヤな物語ですね(>_<)
    こういう世界は実現してほしくありません。
    ただ、日本人の諦念が欧米人のそれと全く異なっていることが気がかりです。

    我々はもっと生に対して意地汚くなるべきじゃないかなと思うのですよ。こういう世界になってしまう前に。
    そういった思いから書いた小説です。

  • 3.審査の結果への応援コメント

    「戦争に使われた戦車が廃棄されるのかな?」と、惚けたことを思いながら読み始め、えげつない世界観に圧倒されました。いきなりボディブローくらった気分です。戦車、葬儀、得点評価等々。これらのものを組み合わせて作品とするセンスの良さが、描写の丁寧さもあいまって最高でした。

    作者からの返信

    葎屋敷さん、

    この手の話は合う合わないがあると思いますが、
    根底に流れるテーマを読み取っていただければ
    嬉しいです(^_^)

    こんなディストピアが現実にならないことを願って。

  • 3.審査の結果への応援コメント

    星を獲得するほどの凄い作品です!
    なので瞬時に評価します(*^-^)

    作者からの返信

    @marimeronさん、コメントありがとうございます!

    何か心に響くものがありましたら幸いです。


  • 編集済

    3.審査の結果への応援コメント

    なんだか、すごいお話しでした。
    有り得なくもない近未来という感じです。
    すべての国が、このお話しのあちら側にもこちら側にも立つことがありませんように!

    作者からの返信

    小烏さん、

    不穏な時代ですが、こんな悲劇が起こらないことを期待します。
    それでも創作としては書き残しておかないといけないと思います。