花火の季節のお話

 私はお祭りが好きです。一人きりで、知り合いと会わないような少し遠くのお祭りに行ったりします。彼女がいたりすればいいのかもしれませんが、あいにく恵まれていないため、独りです。それでも、夏ならではの空間、人が集まる空間、親子がとても平和に歩くさま、夫婦が、カップルが、特別な場所を楽しむ様子、そのすべてが私に響いて、とても美しく感じます。そんなお祭りを彩るのは、数々の屋台。金魚すくいや、ヨーヨーの屋台、イカ焼きなんかもあるでしょう。そして、やはり締めの花火でしょう。上がり始めの高揚感、騒がしい周りの声に対抗するような大きな音、暗い夏の夜を昼間のように明るく照らす色とりどりの光。そして、終わる時の突然しんとなり、また帰りだす人の動きから、一気に祭りの終わりを感じさせるその役割が、美しいし、寂しくも、「本当に思い出に残る瞬間」をシャッターを切るように、はっきりと区切るものでもあると思うのです。


 さて、私はそんな花火が登場するようなお話が見てみたいです。できれば、一人で祭りに来るような変わり者が、この花火の季節に運命の相手と出会うような、そんなロマンチックなストーリーがいいです。しかし、人が強いショックを受けたときの、周りの感覚に乏しくなることを生かして、淡白で乾いた音に感じてしまうような花火を描いて、「別れ」を書くストーリーも見てみたいです。

 花火を見上げるのは、お祭りの会場から少し離れた河原なんかがいいのではないでしょうか。



 どなたか、「花火の季節」を題材にしてお話を書いてください。もし、このテーマをご覧になって作品を新しく書かれた方や、このプロットを見て、「私のはこんなのがあるよ!」と教えてくださる方は、ぜひこのコメント欄に書き込みをしてください。私がすぐに見に行きます。いろいろな作品が見てみたいです。ぜひ、お気軽にコメントしてください。

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