258. 落ちていたのは……

今朝も11度まで下がり

北風もそこそこ吹いている


満開だった金木犀さん達も

少しずつお花が落ち出し

スカスカのレースのような絨毯を作っていた


金木犀さん達は

咲き始めと終わりかけの

香りが少し変化していて


その香りが届き出すと

お別れ時を感じ

残念過ぎる気持ちにさせられる……


あれだけ聖なるイメージを保ち続けていた

セイタカアワダチソウさんも

花を保ち続けている小枝に

張りが無くなってきた……


それでも

二度咲きのブラシノキさんは

長い間あの鮮やかな赤いブラシの姿を留めている


植物さん達の移り変わりは寂しい気持ちも有るが

また咲き出す花々が

希望の光をまた与えてくれようとする✨


そんな大好きな植物さん達に癒されながら

歩く散歩道が

自分は大好きだが……


お散歩の帰り道に

何かボトンと存在感の有る物が

道端に落ちていた


遠目では廃棄物なのだと思っていたが

近付くと

それは花束だと分かった!


多分

昨日貰ったような感じで

キレイにラッピングされたまま


多分

買うと8000円くらいはしそうな

お祝い用のゴージャスな花束


それを

道端に捨てて行くとは……


その人の家の事情が有るのか?

単に花ギライなのか?


だとしても

お花に罪は無いのに

切ない気持ちになりながら通り過ぎた……

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