154. 転がっている青栗さん達

このところ

ミミズさんの死骸だらけで

歩くのが大変だが


その他にも

目に付くのが


まだ青々として

大きさ的にも

まだまだ小さ過ぎる栗さん


もちろん

イガに包まったままで

雲丹のように落ちている


風で落ちるほどの

強風も吹いていないし


ミミズさんの死骸が沢山有るから

鳥さん達の餌には

困らないと思うのだが


お散歩していると

子ガラスさんの声が

あちこちで響くから


好奇心からか?

餌かと勘違いして

突いて落したのだろうか?


先週は

栗さんではなく

柿さんが大量に落ちていた


やはり

青々とした

多分かなり渋めな感じで


サイズは

まだ3cm程度しかないものが

踏まずに歩くのが大変な勢いで落ちていた


今までは

熟れた状態ではよく落ちていて

匂いも発していたが


こんな未成熟な柿さんが

小さい状態で沢山転がっているのは

初めての事……


何か見えない所で

色々変化が進んでいるような

気持ちにさせられてしまう

(すぐにSF的に考えてしまう頭の中……)

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