55. 色褪せるツツジさんと勢いを見せるササの葉

少し前まで

鮮やかだったツツジさんの

色合いが淀み

落花も進んで来た


追い打ちをかけるように

ササの葉が

瞬く間に伸びて

ツツジさんに覆い被さって来た


ササの葉のまだ丸まっている若葉を

子供時代にはよく取り外し

ササ舟を作って遊んでいたが


今は

どうやって舟の形にしていたのかも

思い出せない......う~む


自分の頭の老化を

嘆くよりも


検索、検索!


ホントに

便利な世の中だ~!


なるほど~!


そんな感じで

あの形状にしていたのだった!


その時に

ササの繊維で

手を切ってしまった事がよく有った


そのせいか

今でも

紙などで知らず知らず切り傷の絶えない手......


小さな頃から

手先の不器用さというのは

決まっていたのかも知れない


ササの葉の事ばかり書いてしまったが

去り行くツツジさんの事も

書いておかねば!


ツツジという響きは

何となく地味で

古文の「筒井筒」を思い出し


英語名の

アゼリアの方が

ゴージャスなイメージで似合いそうだが


漢字で書くと

「躑躅」で


「続き」という意味とか

「見る人が足を止めるほど美しい」という意味だそう


花言葉は

「節度」「慎み」


赤のツツジさんの花言葉は

「恋の喜び」


白のツツジさんの花言葉は

「初恋」


こんな事を知ってから

ツツジさんを見ると

その名前の響きと共に印象が違って見えそう✨

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る