シリーズ第二作「アオハル・イン・チェインズ」のあらすじ

 父・似嵐鏡月にがらし きょうげつと兄・アクタの壮絶な死から半年。


 ウツロは佐伯悠亮さえき ゆうすけと名乗り、高校生活を送っていた。


 彼を救った真田龍子さなだ りょうことの間柄もよく、充実した毎日を過ごしている。


 しかしいっぽう、その背後では国家を掌握する秘密結社・龍影会りゅうえかいがうごめきだす。


 星川雅ほしかわ みやびを目の敵にする刀子朱利かたなご しゅり南柾樹みなみ まさきとはライバルの氷潟夕真ひがた ゆうまも、その組織の関係者だった。


 また、似嵐鏡月の手にかかって実父である政治家・万城目優作まきめ ゆうさくを殺害された少女・万城目日和まきめ ひよりも行動を開始する。


 彼女はウツロの仲間たちを人質に取り、積年の恨みを晴らそうと試みる。


 戦いの果てに和解したウツロと万城目日和であったが、そこへ娘・雅をさらわれたことで激高した母・星川皐月ほしかわ さつきが乱入する。


 圧倒的な戦闘力とアルトラの力により、ウツロたちは窮地へと追いこまれた。


 しかしそこへ龍子の弟である真田虎太郎さなだ こたろう、ついで龍影会の大幹部のひとりで朱利の母・甍田美吉良いらかだ よしきらが参戦する。


 なんとかことなきを得たウツロではあったが、新たに龍影会との戦いの幕が上げられることになった。


 いっぽう、諸悪の根源である魔女・ディオティマもまた、ウツロを利用しようとその存在をつけ狙いはじめたのであった――


(第三作「ドラゴン・タトゥーの少年」本編へ続く)

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