第8話 進海 蒼はフラワーガーデンについて知る
男子禁制、内心男だから分かるが、入ってはいけないが入りたくなる場所だ。
「男子禁制ですか?」
「そうですわ、ここには女の子しか入っては特別な場所で主にユリカ魔法使い騎士団の人が住んで居る場所になりますわ」
何か怪しい名前をしている気がするが気のせいだろうか?内心少し笑っていた。
「ただ単に男子禁制にしているだけではありませんの、理由があるのですわ」
「理由ですか?変な事がおきない用にとか?」
「それはあるのですけれど、もっと深刻な理由ですわ、それは性犯罪やそれに関するトラウマを抱えた子も居るんですの」
思って居たよりもとても重い内容で、言葉を失ってしまった...日本にいた頃でも度々聞かない訳では無いが現実として触れるとなると苦しい物がある。
「何故騎士団に?って思いますでしょ?彼女達はそのトラウマに怯えながらも、必死に強くなりたい、同じ様な思いをして欲しくないと言う思いで、強くなる為にここに住んでますの」
「姫様着きましたわよ、ここが予定していた部屋ですの」
「では、アオ様ここに今日から住んで貰う部屋ですわ」
白とピンクを基調としたとても大きい部屋だった、勇者だからなのかかなりの高待遇である。
シャンデリアや王族が寝ていそうなデカいキングサイズベットに窓まで付いている一応ここはお城の左奥の2階部分らしいのだが、1階の外庭が見える用になっている。
日当たりは良く、色を除けば一生ここに住みたいくらいの部屋だった。
「後アオ様にはメイドさん達が付きますわ、セリア来て頂戴」
「はーい」
そして通路から出てきたのは茶髪のメイドさんだった。
「私の名前はセリアです、これからよろしくお願い致します!勇者様」
「そういう訳で勇者様にはこれからセリアが付きますわ、勇者様がやって欲しい事などあれば、言って下されば生活面で色々手伝ってくれますわよ」
こうして俺のフラワーガーデンでの生活が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます