225話 面接21
第227章
「では戦闘機パイロットの養成課程は」
「戦闘機パイロットの養成もヘリコプターパイロットの養成と最初は同じです。軍事基礎訓練、CAP10型機による飛行機の操縦訓練などです。このような共通訓練が終了しますと、戦闘機のような飛行機パイロットを希望するものは空軍で訓練を受けることになります。まずサロンドプロバンス(Salon de provence)にある空軍士官学校(École de l'air)で航空学の学習をします(Cours théorique d'aéronautique) 9か月間学習をします。その後コニャック空軍基地でGrob120型機のプロペラ機で操縦訓練をしします。9か月間です。ここまで、戦闘機パイロット希望者も、海上哨戒機パイロット希望者も、輸送機パイロット希望者も共通訓練です(Tronc commun instruction en vol) しかしその後、各希望者はそれぞれ分かれて訓練を受けることになります。戦闘機パイロット希望者はプロペラ機のPC21型機で訓練を受けることになります。3か月間です。ここまでがフランス国内での訓練です。フランス国内ではプロペラ機での訓練です。ジェット戦闘機の訓練は、アメリカで行わられます。アメリカ海軍のメリディアン海軍航空隊基地です。ここで、T-45C型機で訓練を行います。12か月です。ここでの訓練は最初は地上滑走路を使用しての訓練です。しかしそれが終了するといよいよアメリカ海軍の空母での訓練が行わられます。発艦訓練、着艦訓練です。戦闘機パイロットの養成はこのようにして行わられていきます。しかしもうひとつ特別の養成課程があります。それは最初からすべてアメリカ海軍で訓練を行うというものです(Full US) つまりここのランベオック海軍基地での共通訓練が終了するとすぐにアメリカに行き訓練を受けるというものです。以上これが戦闘機パイロットのフランス海軍での養成課程です」 つづく
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