ここに座ってるみんなが目に悩みを抱えてると思うと可愛く思えてくる。

テレビからアイドルの

「肌荒れしてるから会いたくないとか言うなよ…」のセリフ。

おじさんがテレビから目を逸らした。

私の番になった。

つけているコンタクトを外してと言われ、

少し狼狽える。

外で、人が沢山いる所でコンタクトを外す。

あまりないシチュエーション。

どれだけ自分がコンタクトを取るのが上手いか、少し自慢げにやってみる。

右のサラリーマンが、お〜〜とこちらを見た様な気がする。

気球をみるやつ。

「前髪がちょっと…」と言われ、あ！はい！とまるで、前髪命とは思ってませんよという感じでガッとあげる。

席を移動する。

「これ以上上げると、結構強くなってしまうので変えなくても良いかなと思うんですけどー。」

「はい！(やはり、半年前に眼鏡で来た時も目が疲れてるだけですねって言われたんですよ。だから、今回もそんな感じなんだと思います………)」

「では、このまま変更なしでも大丈夫そうですかね。」

「はい！(別に説明せんでもいいか)」

処方箋、"2年間有効"の文字。

長いな……

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい