第19話
※えり先輩視点です⑨
彼との待ち合わせの教室へ向かうといつも通り彼が教室の前で待ってくれていた
そういえば彼があとからくるのを見たことがないな
そんなことを思いながら教室に入ると彼の方から今日の授業の話を始めてくれた
去年同じ先生の授業を受けていた話を覚えてくれていてその先生の話だ
彼なりに和ませてくれてるんだなと嬉しい気持ちになった
本題に入ると彼からやっぱり好きだと言われて私は頭のなかが真っ白になっていた
答えは決めていたのにな、まっすぐ見つめてくる彼の視線を受け止めて
そっか
なんていえばいいんだろう
そう答えると考えていた言葉が浮かんできた
彼は落ち込んだようなシュンとした顔をしてる
違うよ君の思ってる方じゃないよ
そう思いながら答えた
こちらこそよろしくお願いします
彼のキョトンとした顔が面白くて笑みがこぼれた
これから君の色々な表情をもっと近くで見れるんだな、そう思っていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます