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こんなヤツと戦っても勝てるわけがない。剣も魔法も使えないし、腕力だってない。何かの技を習得していることもない。爆弾みたいなアイテムもない。勝てる要素はゼロだ。
走って逃げようにも、足がこんなに疲労している状態ではおそらく逃げ切れないと思う。
――いや、たとえ万全の状態だったとしても、あのモンスターの機敏な動きを考えたら即座に追いつかれてしまうに違いない。
そうなると、ミューリエが戻ってくるまで時間を稼ぐしかない。
でも僕はモンスターの猛攻に回避も防御も出来ず、数分で動けなくなってしまったのだった。
仰向けに倒れ込む僕の視界にはモンスターの巨大な影しか映っていない。そしてヤツの拳が僕に向かって振り下ろされ……。
BAD END 5-7
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