第28話
俺達は今、ヴェリタ国にいる。
場所はヴェリタ国王城内にある玉座の間。
俺と麗は10段以上ある階段の下にいる。
そして階段の上には尊大な態度で玉座に腰掛けたセヴェーロ・ヴェリタ・デルヴェッキオ。
その横に、拘束されたエヴァンジェリーナ。エヴァンジェリーナを拘束するのはラウラ。
悠々と玉座に腰掛けたセヴェーロが階段の上から声をかける。
「良く来たな」
階段の下から俺は言う。
「エヴァンジェリーナ嬢を返せ」
次はコスタンツァの台詞だ。
「アダルベルト様!補助します!ご武運を」
麗は棒読みだ。どうしてもそこは直せなかった。
次はセヴェーロのセリフ。
「せっかく拾った命を散らしにくるとは愚かだな。良いだろう。婚約者の前で死ぬが良い」
「アダルベルト様‼︎」
オカンの声が響く。これだけは、台本にない。
確か次はヴィアラッテアを抜いて、飛びかかるんだったな。魔法は氷だっけ?
俺は頭の中で台本を捲る。
ああ、なんでこんな事になっているのか。
◇◇◇◇◇◇◇◇
王侯会議での承認が降りたので、俺と麗は魔王城(仮)へ出征する事になった。
母上が王侯会議へ乗り込んで説得したのだが、誰もコスタンツァの力を信じなかった。重鎮を説得するために、コスタンツァは王侯会議へ出向いた。そして思ったより早く帰って来た。『納得してくれた』って、笑ってた。
俺はその後、王に呼び出され、氷漬けになった部屋の掃除を命じられた。氷は……恐ろしいほど、溶けなかった。
麗はいったい何をしたんだろう。怖くて聞けない。
結果、俺達は2人で旅に出ることができた。こんな時だけど、嬉しくて、変にドキドキしながら旅に出た。
そして、人気のない道に入ったと同時にラウラが現れ、ヴェリタ国へ連れて来られた。
俺の淡い期待は、あっさり打ち砕かれた。いや、そんな場合じゃないって分かってるんだけどさ。でも、目の前に元気な麗がいるんだよ?俺だって色々考えるよ?男だしね。
ラウラに連れて来られたのは、ヴェリタ国の王城にある小さな会議室。丸テーブルの周りに椅子が4つ。テーブルの上には、大量のスイーツと水。
俺の右横にいる麗は目をキラキラさせている。俺の左側にいる自称魔王は、麗にスイーツの種類の紹介をして…………。
「オヤジ……もう隠す気ないのかよ」
「スピラーレ経由で、ヴィアラッテアとウルティモが全部話したって聞いたからね。作戦変更と言うわけだよ。旅ができなくて、残念だったね。咲夜」
セヴェーロ……もとい!オヤジがニヤリと笑う。麗の言う通りやっぱりオヤジだったんだ!
しかし、なんだろう。たぶん、話し方とか全然昔と変わってないんだと思うけど、見た目が変わったせいか、すごく嫌味くさく感じる。
「顔が変わると雰囲気変わりますね。雅也さん、エロ~い」
麗はあっさり順応して、呑気に笑う。
どうでも良いけど、はっきり言い過ぎじゃない?麗。
「この顔って、燈子さんの好みだと思うんだけど、どう思う?」
「アリです!燈子さん、フェロモン爆出し系のエロい悪役が好きなんで!」
やっぱり?ってオヤジが言い、オヤジと麗が恋バナをする――っておかしいだろう‼︎
「待って、そんな話は良いから、先に進もうよ。オヤジ、なんで魔王って名乗ったんだよ」
「そう言う
「シナリオ?」
「咲夜も麗ちゃんも自分達の守護神の事は聞いたよね?」
「はい、私が慈愛の神様で、咲夜君が試練の神様です‼︎」
「そう、僕の神は勝利の神だ。勝利の神と言っても、勝たせてくれる訳じゃない。勝利に導く為により高い確率を教えてくれる」
「それがシナリオ?」
「そうだよ、失敗したけどね」
ため息混じりにケーキを食べるオヤジ。相変わらず甘いものが好きらしい。こうして見ると顔はまったく違うがオヤジだと思える仕草が多い。
ただ、ケーキ食べる仕草の色っぽさはどうにかならないものか……。
俺がその姿を見てると、オヤジと目があった。
「食べるかい?」
「咲夜くん!美味しいよ‼︎」
「イヤ、遠慮します」
ケーキを拒否して、深呼吸して落ち着きを取り戻そう。あまりにも緊張感がなくて、オカンの事忘れそうだ……。
「話を戻すけど、オヤジは目的のために魔王を名乗って、王都を攻撃して、俺を殺しかけたって事?納得いかないんだけど!」
「王都は無事だったし、君も死んでない。そこは計算通りだったよ」
そしてケーキを一口。
「そうだね。順を追って話そう」
名残惜しそうに、フォークを置き、オヤジは俺達に向き合った。
「まず、燈子さんの体内にヴィータが封印されているのは聞いたね?」
オヤジの言葉に俺と麗は頷く。
「では封印に至った経緯を話そう。僕がこの地に生まれて、スピラーレを受け継いだ時だ。すでにヴィータの魔王の封印は一部解けていた。僕はその一部を探す為にスピラーレにフォルトゥーナ王国内を捜査させた。そこにお稽古を抜け出し、1人で遊ぶエヴァンジェリーナがいた。エヴァンジェリーナは普通の人が見えないはずの、蝶に擬態したスピラーレを追いかけ公爵邸の池に落ちた。僕がスピラーレの救助信号を受け現地に到着した時にはエヴァンジェリーナは死んでいた。僕が記憶を思い出したのはその時だ」
辛そうなオヤジを見てると、居た堪れなくなる。オヤジが更に続ける。
「僕は咄嗟の判断で、聖剣ヴィータを燈子さんの身体に封印した。幸い彼女は息を吹き返した。しかし、安堵したと同時に疑問も湧いた。池の深さは50cmほどだ。どうして溺れる事ができたのか……」
「さっき言ってた魔王の一部ってやつが?」
俺の言葉にオヤジは頷いた。
「神の守護を受け、聖剣を使える者が生まれた事は知っていた。僕はもうスピラーレを持っていたし、咲夜はヴィアラッテアの近くにいた。麗ちゃんは魔力を閉じていて見つけられない。だから魔王は燈子さんを選んだ。自分の媒体として使用する為に。僕は焦っていたので、魔王の策略に乗ってしまった。魔王を封印しつつ、燈子さんを生かす事は難しい。魔王の封印は徐々に解かれる事は分かっていた。だからエヴァンジェリーナに魔法をかけた」
「4つの常時魔法?」
「3つじゃなかったの?」
麗が俺の言葉に反応する。俺が説明しようとしたら、オヤジが首を振り、制した。
「正確には5つだ。物理、魔法、状態異常を防ぐ結界が3つ。それらを隠す隠蔽魔法が一つ。そして咲夜、君が気付けなかったのが、魔力を封印する魔法だ」
「魔力を封印した理由は?」
「魔王が復活するには魔力が必要だ。エヴァンジェリーナのね。おおよその魔力を封印し、常に使い続け、ジリ貧状態にしておけば、魔王の復活時期は遅れる。その意図に気付いたウルティモは、君達に嘘を告げた」
「そうなの?ウルティモ?」
麗がウルティモに話しかける。
[……申し訳ありません。あの時はまだ前のご主人様達の事は秘密でしたので……]
「良いの!さすがウルティモだよね!頼りになるよ~」
誇らしそうに笑う麗。それを見てると俺も嬉しい。と同時にヴィアラッテアとの差を感じる。
「じゃあ俺が魔法を解いたから、オカンを連れ去ったのかよ?そもそも、なんで先に教えてくれなかったんだよ。記憶はとっくに戻ってたんだろう?」
「あのタイミングで連れ去ったのは偶然だ。そろそろ行こうと思っていたら、君が魔法を解いた。ある意味、渡に船だった。そして会いに行けない理由は、燈子さんの蘇生を行う為だよ。僕だって、みんなに会いたかったよ」
「オヤジ…………」
「雅也さん……。顔がエロいと言葉も全部エロく感じますね‼︎」
俺とオヤジに投下された麗の爆弾発言!
えへへ~って笑ってる場合じゃないよ?空気読んで?これ以上、オカンに影響されないで!
「話を戻そう」
咳払いしつつ、オヤジが体勢を整える。
「燈子さんは今、彼女の剣ヴィータによって生かされてる。完全なる蘇生を行うには、神の奇跡が必要だ。前世で無神論者だったとは言え、今世で私達は神を信じその恩恵を受けている」
「……神……」
俺は呟く。確かに信じている。試練の神だと知った今でも、その気持ちは変わらない。試練はキツいけど……。
「それって、燈子さんが神様にお願いすれば生き返れるって事ですか?楽勝な気がしますよ?」
「燈子さんの神は献身の神だ。身を犠牲にして魔王を封じた先代の献身。今回も先代とは違うが自身を犠牲にして、魔王を封じている。そして僅かな魔力でありながら人々を救う為に医学の知識を惜しみなく与える。エヴァンジェリーナの守護神は、加護を与える気満々で待ち構えている状況だ」
オヤジが目を瞑り、一息ついて、決意を込めた目を開く。
「だが、燈子さんはまったく神を信じてない!ちっとも全然、一欠片すら信仰心がない‼︎‼︎」
オヤジの言葉に衝撃が走る!それを受けた俺は両手で顔を覆う。ああ、確かにその通りだ……。
「言ってた。バチモンとか、金目当ての利益主義集団だとか」
「そうだろう。記憶を持って近しい4人が転生してるんだよ?この状況で、まだ神を信じない燈子さんに、僕は感心するよ」
「俺だって無神論者だったけど、神託とか受けるから、信じるしかないし。あれ?オカンは俺が神託受けるの見てたよね?あれでまだまだ信じてないの?」
「咲夜が神託を受けた後に、燈子さんが言ってたのは、『神なんてクソ喰らえだ』だった」
呆れた様に笑うオヤジ。俺もそう思うよ。
「そもそもあのタイミングで、上手く行けば、息子を救う為に神に祈りを捧げるんじゃないかと計算していたのに。だから勝利の神を経由して、試練の神にキツい神託にしてもらったのに」
「待って!オヤジ!あの神託はオヤジの策略なの!」
「正確には勝利の神の策略だよ」
「俺――すごい辛かったんだけど!」
「生きてるでしょ?」
「そう言う問題⁉︎」
「咲夜、君は生きてる。死ななかった。今も生きてる」
オヤジが残酷な笑みを浮かべる。その目が赤く光る様に見えるのは気のせいだろうか。更に空気が重くなった……気がする。
「僕はね、燈子さんを生き返す為なら息子も崖から落とすよ。もちろん、死なせないよ。大事な息子だからね。この世界は素晴らしい。多少無茶しても大丈夫だ。そして安心しなさい、咲夜。僕は回復魔法が得意だ。手足が千切れようと、心臓に穴が開こうと、脳みそをぶちまけようと、一瞬にして回復してあげよう」
麗が生唾を飲み込む音が聞こえた。
俺の背中には冷や汗がびっしょりだ。
ああ……まともだと思ってたオヤジが、この世界に感化されまともじゃなくなっている……。どうしたら良いのか……。
目が自然と彷徨う。そして、バクバクとなる心臓。
怖い。え?オヤジってこんな怖かった?どうだったけ?なんでこんな事を覚えていないのか。とりあえず説得を試みよう!オヤジは優しくて穏やかだったはずだ!たぶん‼︎
「イヤ……待って、だってPTSDだってあるよ?トラウマになったらどうすんの?」
「試練の神の神託は過酷だ。あの神託を受け続けて、トラウマがない君にそれを与えるのは私には無理だ。それに君はついこの間、私に殺されかけた。だけどまるでなかったかの様に、僕の目の前にいる。どうやったらPTSDを発症するのか逆に知りたい」
「だって――オヤジだし?」
「では、何をしても平気だな。安心した。君が息子で良かった、咲夜」
あれ?なんか。昔からその言葉を聞いてたけど、なんか違う?気がする。
混乱する俺を無視して、オヤジは何もなかったかの様に続ける。
「まぁ、とりあえず僕の1回目の策は失敗した。次の策がこの間の戦いだよ。概略としては
①アダルベルト王太子を半死半生にする。
②その状態で燈子さんに会わせる(人目のない場所限定)
③燈子さんの目の前で、更にアダルベルト王太子を痛めつける。
④燈子さんが神に祈る」
頷く俺と麗。
「僕は咲夜を良い感じにこんがり焼い――致命傷を与えたので、燈子さんを拐ったラウラと合流した」
オヤジ……今良い感じに焼いたって言うつもりだったよね⁉︎この世界に来て倫理観崩れてない?確かにこの世界はケガとはすぐ治るけどさ。
「そこで計算外な事が起った。麗ちゃんだ」
「私ですか?だってあの戦いは、あっさり雅也さんが勝ったじゃないですか」
「僕には勝利の神が付いてるからね。1対1ならある程度は負けないよ。特にあの時の麗ちゃんは、暴走してたしね」
「でしたね。でも今なら勝てる気がします!」
自信満々に語る麗。
なんで?その自信はどこから来るの?
「君の神は慈愛だ。愛は奇跡を起こす力。計算では追いつかない。麗ちゃんは4人の中では最強だ。おそらく勝てない」
オヤジが俺を見る。
「気をつけるんだよ。咲夜」
俺は思いっきり頷いた。
「じゃあ、麗がいたから作戦が失敗だったて事?」
「そうだよ、咲夜。麗ちゃんの攻撃は規格外だったよ。荒野にあった枯れ木に力を与えて成長させ、増殖させ、その枝を伸ばして攻撃してきて……」
「え!麗。それって魔法の系統は何?どの魔方陣を組み合わせてるの?」
「系統?組み合わせ?魔法だから、想像すれば良いんでしょ?」
「魔法は、化学と数学だよ。公式を組み込んで魔力を乗せて発動するんだ」
「分かんない」
えへへ~って笑ってるけど、麗。そう言う問題じゃないんだけど。
どう説明するか悩んでる俺を横目に、オヤジは組んだ手の甲で額を支え、肩肘付いた状態で深いため息をつく。
「しかもね――」
「まだあんの⁉︎」
そのままの姿勢で大きく頷くオヤジ。
「麗ちゃんは、地下のマグマを呼び出そうとしたよ」
「どうすれば、そんな事できるの⁉︎」
「できないの?」
「できないの?じゃないよ、麗!それは何の系統なの。どうすればできるの⁉︎」
「ん~勘?だって、漫画とかアニメとかだと、そんな感じでできてたし?」
麗はほんわかした雰囲気で、ケーキ食べながら話してるけど、多分、そういう問題じゃない!かわいかった彼女が、段々化け物のように見えてきた。
「実際、味わった僕はものすごく焦ったよ。襲い来る木々のせいか、プレートの歪みせいか分からないほど、強烈に地面も揺れてるしね。王都まで被害が出るのではと、内心は冷や汗だらけだ。勝利の神も、お手上げ状態だったよ。愛の奇跡は恐ろしいよ」
「あいのきせき………………」
呟きながら思った。俺とオヤジにないものは漫画やアニメの知識。麗にあるのは、その知識。それの違いかも知れない。世の中は勉強だけではダメだったかも……。
「えっと、と言う事は、本来だったら、オヤジは致命傷を負った俺をオカンに見せて、オカンが俺を助けるために神に祈るように仕向けたかった……けど、麗が強かったから諦めた。で良い?」
「そうだよ」
散々失敗してる戦略の反省でもしているかの様に遠い目をしながら、オヤジは返事をした。でも失敗したのは規格外の女性陣のせいのような気がする。
「僕もそこで疲れきってしまったから3つ目の作戦を実行することにした。つまり咲夜に魔王と名乗る僕のところに来てもらい、燈子さんの前で戦う作戦だ。本当は麗ちゃんもこちらに取り込んで、有利に運ぼうと思ったのだけど、そこは上手く誘導できなかった」
「どちらにしろ、俺がやられるんだね?」
「一応、連れてきた日に燈子さんを誘惑してみたけど、全く僕の事は気付かなかったよ。キスまでしたけど、だめだったね」
「そう――なんだ、ね」
ごめん……オヤジ。親のそんな話は聞きたくない。そしてオカンの勘は何の役にも立たない。
しかしそんな俺の戸惑いを無視して、オヤジは話を続ける。
「しかもまだ魔力が戻ってなかったから、拒絶反応もすごかったし……僕は心底焦ったよ」
「拒絶反応ってなんですか?」
「僕達4人の魔力は強い。その魔力の強さは体液にも宿る。燈子さんにキスした時に、噛みつかれた。僕の血を飲んだ燈子さんは苦しんで死にそうになった。ショックだったよ。このままでは僕は燈子さんとキスもできないと……」
落ち込むオヤジ……。ああ、なんだろう。大事な情報が出てるんだけど、最後の言葉で台無しになっている。突っ込みたいけど、我慢しよう。
「前に聖魔法師団の副団長に魔力を流した時と同じかな?でも俺の尿検査をしたオカンは無事だったけど?あれは試験管に入ってたから大丈夫だったって事?」
「魔力はすぐに霧散するからね。直接的に体内にいれなければ平気だよ。まぁ、君達程度のキスじゃあ、まだ大丈夫だよ」
にっこり笑うオヤジ!俺と麗は真っ赤になる!どこまで知ってるんだ!怖い!
俺はコホンと咳をする。頑張れ!俺!王太子教育を思い出せ!
「オカンは俺たちが来たことに気付いてないんだね?」
「気付いてないよ。幽閉しているし、魔力は封印した。心も多少は折っておいた。だから、これから台本の打ち合わせだ」
オヤジが俺と麗に厚い本を渡してきた。受け取って、捲る。
「『役:アダルベルト:セリフ:エヴァンジェリーナ嬢を返せ?』って、本当にこれ台本だよ?つまりこれを、俺達でやるって事?」
「助かったよ。ウルティモとヴィアラッテアが過去のことを話さなければ、僕が一人でやらなきゃいけなかったからね」
にっこり笑うオヤジを見ながら、前の戦いを思い出す。随分芝居がかった言い回しをすると思ってたけど、これが原因か!
「楽しそう~。あ、私の役って回復役なんですね。あんまり得意じゃないけど、頑張りますよ!」
麗はすっかりやる気だ。なんだか先行き不安になってきた。
あの猪突猛進、暴走列車のオカンに、シミュレーションが通じるかな?
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