愛スルは理解スル

薫ノ

第1話

自慢になる。わたしはモテるし、かなりモテた。

女性に困る事のない時期が長く続いた。

ピークがいつかは定かではない。

学生時代には「どっちにするの?」と告白されたり、

女性からレイプ紛いの事をされたり。。。


さて20代後半は最大の興味対象を女性からカメラ・写真に移した。

暫く、中和期で女性をモデルによく撮影してた。


その頃である。


Yukiちゃんと言う名のお嬢様から撮影依頼(無料)が来た。

丁寧なファーストコンタクや文面でスムーズな流れだった。

確か、撮影場所は神楽坂付近であった。川があり風流な土地柄である。

そして撮影、いざ撮影になるとどうも良い写真が写らない。色々模索した。

モニターをモデルに見せても双方納得しない。


暗礁に乗り上げたので昼食を取る事にした。

彼女は徐に「ビールを頼んでも良いですか?」と尋ねてきた。

「良いよ。仕事でもないし。撮影が上手くいくと良いね。」と返した。

ビールで舌が滑らかになった彼女は続けて言った。「わたし実はヌードモデルのバイトしてるんですよ」と。「良かったらヌード撮影しませんか?」ときた。

格段わたしも驚かず、ではタクシーでホテルでいいかなと聞き、場面はホテルに流れる。

さそっくヌードなった彼女は水を得た魚の様にポージングを変え表情を変え素晴らしいモデルに変幻した。わたしも汗をかきながら立ち位置を変え時には椅子の上から撮影したり、案外長い間集中してた。


それからチャットで「ありがとうございます。お気をつけてお帰りください。」と礼を兼ね連絡した。そしたら「なんでそんなに他人行儀なの!!!」と返事が来た。


割愛


結局そのYukiとは言葉で約束はしてないがお付き合いしてる間柄になった。

夜の渋谷を共にあかしたり、美術モデル業界や強面の方や池袋の界隈のココでは語れない内容を共有したりした。

彼女は当時は大学生でモンゴルに一ヶ月留学した。事前にテッシュを大量に持たせた。本人は事前になぜ紙がいるのが理解できなかったが。帰国後を凄く感謝された。

トイレ事情の話である。



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