回る回る歯車

花を散らして

風が吹いている


白く輝く眩しさが

太陽の暑さ


色づいた

銀杏の匂いを辿る


寒さに顔が痛いと

身体を縮めるのだろうか


見えるのに

何も感じない


透明な箱の中の私は

何も思わなくなっていった


日々この箱の中で

繰り返しているだけの

歯車の私



2021.10.21

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