手の甲だけが知ってること
涙を手の甲で拭いて
つたってしまう涙が髪を濡らして
枕に吸い込まれてく
枕に顔を埋めれば
タオル生地が優しくて
火照る顔を冷やしてくれる
ただただ
涙が止まらないだけ
どこが痛いのかも分からない
ただただ
涙が流れていくだけ
泣きたいんじゃない
涙が渇かない
2020.11.01
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます