さくらんブル!!

あはれなり

第1話 

1【君を起こしに来た】


― 河津家 ―


タタタタ(走る音)


タタタタ(走る音)




ガチャ!!(部屋のドアを開ける音)




千鳥「桜―!!とっとと起きろ―!!💢」


桜「ん……チー君」





ガクッ(寝落ち)


桜「今日ずっと寝ていいよだって…やさし」


千鳥「言ってねー!!💢」







2【河津桜(かわづさくら)さん】


彼女は河津桜さん、この小説の主人公


美しい桃色の髪をした本好きの美少女である



男1「おお~」


男2「今日もかわいい~!!」



しかしそんな彼女の困ったところが1つ



桜さん「るるる~(体育の持久走中)」



体育の先生「河津さん!!蝶々を追っかけない!!💢」


ド天然な残念美人なのだ





3 【夏野千鳥(なつのちどり)くん】



瑠璃色の髪をした目付きの悪い青年、彼の名は夏野千鳥くん、桜さんの THE☆幼なじみ



千鳥「だあー!!誰だあ!!俺の机にマヨネーズこぼしたのはあ!!!!!💢」


短気である



女子1「ヒソヒソ、ねぇまた夏野君怒ってる」


女子2 「怖いから関わらないでおこ」


その短気のせいで避けられることが多い




しかし



男の子「びええええん!!転んだああああ!!」


千鳥くん「おっ」

    





千鳥くん「消毒と絆創膏貼るから足出せ」


男の子「うぐっ、ありがとうお兄ぢゃん…」


  


とっても優しいのだ







4 【君の素敵なスマイル】


桜さん「チーくん~笑お?」


千鳥くん「あ?何でだよ?」




桜さん「きっとチーくんは笑顔が作れないから皆にパッと見で避けられちゃうんだよ~


ほら、スマイルスマイル😃💕」




千鳥くん「スマイルスマイル(怖い顔、素でやってる)」



クラス全員「ひいいいいいい((( ;゚Д゚)))(蛇ににらまれた蛙)」



千鳥くん「ちゃんとできてっかー?」



この日クラスの皆の心のトラウマになったという






5 【隠しきれない優しさ】


放課後帰り


桜さん「チーくん待って~💦」


パタパタ(追いかける音)



千鳥くん「やだよめんどくせぇ」 



桜さん「もお~一緒に帰ろうって言ったのにぃ~💦はぁはぁ」



千鳥くん「お前ドンくせぇんだもん」



桜さん「おぐぇっ!!」



ドン!!(斜めに走って電柱にぶつかる音)



桜さん「うう…(涙)」




千鳥くん「……」





千鳥「……はぁ、たくっ、大丈夫か?」





そんな天然な少女と悪ぶれきれない優しい青年のお話







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