第9話 戸惑い

「あのね、前にも言ったけれど リインは王族ではないのよ

普通の庶民で冒険者で配達人なの」


僕の隣にいつの間にか、傍にいた幼馴染のベルカが言う


「・・・・」その言葉に子供は黙って、眼見している


何か‥その目が怖いですけどおおお

「もう、何をこんな子供相手におびえてるわけ?」べルカ


「いや、その‥・」僕


「では、失礼します リイン様」その子は再び敬礼をすると 信じられない跳躍力で

屋根などをぴよん、ぴょん飛んで去っていった。


「あ、行ったね」「ええ、そうね」


小さな姿に変身した騎獣である巨大な猫のコットンが

子猫の姿で甘えて 足元ですりすり・・

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