書き出しの勢い雲散霧消






前回の続きになるが、認知症になった祖母のことだ。


そう認知症―――医者からそうであると太鼓判を押されたし、なんならゆくゆく入ることになろう施設まで決まっている。


当たり前だろうが、その認知症の進行を遅らせる薬が処方された。


前回、祖母の認知機能の低下によって引き起こされる数々の事件を列挙したが、今回も大方そうなりそうである。


量の大小は書いてみないと解らないが…。


とりあえず(とりあえずと書いたのは、認知症の家族を持つ―――介護をする家庭ではごく当たり前の事を羅列して、「なんだ、今更」と思われるのを避けたいがためであったが、逆効果だったかもしれない。)親戚の娘の結婚、妊娠は伝えておいた。当然だが祖母に。数ヶ月前。


だが、それを聞いてないと怒り出したのだ。数週間前に。


――――狂人――――



頭の中にはその二文字が浮かんだ。

ところで僕は、文字数を稼ぐためとか詳細な描写の為とかのために、あまり文章を書きたくない。

狂人というイデアから想像される様々なそれ。

表現的にはこれ以上望まない。




――――――




認知症の人の症状を、そうでない家族全員が経験するのは、ある程度、時間がかかった。

やはり、一人の負担と全員の負担では重荷が違う。(負担=介護)


病院の先生に説明するのでも説得力が勿論違う。(僕は病院の先生、及び学校の先生を何故に先生と呼ぶのか不可解に思っている)




――――――




しかし、僕は少し変わった意味で逡巡している。

その理由、内容は各々の想像に任せるが――――。

というのもこれより踏み込んで書きたいが、僕の弱さゆえ、そうもいかないのだ。

矛盾した表現かも知れない。




――――――



突然だが、「ここで」説明していいのか解らないことを言うと、僕は文章を書くのが久々になる。

なので1000字にも満たないこの竜頭蛇尾ここに極まれりというような文をここに表現しておいて結びとす。

祖母の出来事の羅列どころではなかったようだ…。



(これは―――この祖母という存在はフィクションかノンフィクションかご想像にお任せである)









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