ドクターホワイトcontinue

@mannzigawa

プロローグ

※本著は1月期月10ドラマ「ドクターホワイト」の続編を勝手に描いたものです。

※ドクター•ホワイトシリーズ「千里眼のカルテ」「神の診断」「心の臨床」から一部引用しています。

※非公式です。

※ドラマのネタバレを含みます。

©︎カンテレ•フジテレビ/ドクターホワイト©︎樹林伸「ドクター•ホワイトシリーズ」


 プロローグ

 「高森総合病院」は、狩岡将貴にとっての第二の家のような場所になっていた。きっかけは、簡潔に“ヒト•クローン”である雪村白夜を拾ったからである。

 3年前までは怒りや悲しみ、笑いなど感情すら知らない、いわば生まれたてのような状態だった。

 そんな彼女も今では大学入学へ勤しんでいる。だが狩岡将貴は白夜が大学へ行くことに期待感と不安感を両方抱いていた。長年医者をしている外科医の仙道先生や、今のところ皮膚科の夏樹先生、もじゃもじゃ頭の精神科の西島先生よりも圧倒的な診断能力を発揮し、

「それ、誤診です」

と次々難病を診断していく白夜がまだ医師免許を取得していないことを謎に感じている人はそう少なくないはずだ。

 だが、麻里亜、佐久間先生、夏樹先生、仙道先生、西島先生、そして白夜が所属している麻里亜の亡き父が生前結成させた総合診断協議チーム(CDT)は山あり谷ありあったが今は最高のチームになっている

 将貴は、CDTの活動を雑誌に掲載したところ大変好評で早く次の記事を書いてくれと上から急かされている。

 白夜もつい先日までは受験勉強に勤しんでいたが、CDTメンバーの前日特別講義のおかげか医学部へ無事合格を果たしたところである。

 

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