過去改変をした姉と幼馴染の兄と私
サトリ
序章 平行世界への移動はリスクあり、
私は
優柔不断の兄、
その先で大きなトラブルが発生した。
「美優!起きろ!この愚妹が!」
私を美優お姉さまと勘違いしている声がする。この声は
「どうしたのですか?恋歌お姉さま?」
私はもう一人の姉、恋歌になんで?いるのかを聞いた。
「愚妹が!私の実家だから当然だろ!」
私に普段は優しい恋歌お姉さまの当たりが強いのですが…。
「恋歌お姉さま!私は純です!美優お姉さまではありません!」
あれ?なんか恋歌お姉さまの方が背が低いはずなのに…私、
背が縮んだのかな?私の身長は170cmあるはずなのに…。
「純だと…貴様たち、まさか…。」恋歌お姉さまは勘が鋭い方だ。
「美優はまた勝手に力を使ったな!おい!純!」
私を純と理解してくれた、みたいだ。
「やってしまったな。お前たち、見ろ!」
恋歌お姉さまは私を鏡の前までに連れて行った。すると鏡には、
「あれ?私、美優お姉さまになっている…。」
私の前に映った姿は美優お姉さまだった。
「純よ。お前はこの世界の純じゃ無いな…。」
恋歌お姉さまは何か知っているようだった。
そのあと、恋歌お姉さまの仮定の話を聞いた。
私たちの世界とこっちの世界の三人の人物を強引な方法で交換したため、
平行世界に歪みが発生した。その影響で私が美優お姉さまの体に再構成されたらしい…。
(よく分からんが、とにかく、恋歌お姉さまは賢い。)
「おい!純!ヤバいぞ。もし、うちの愚妹が悟吏の体で構成された場合…。」
恋歌お姉さまが深刻な顔で話をし始めたので聞くと、
「お前の体の悟吏が襲われるぞ。」
(は?いやいや、さすがのお姉さまでもそこまでは…、ってマジで?)
「あいつは狂っているからな、ヤりかねん。」
(美優お姉さま~。そんなんだから、ずっと愚妹って言われるんですよ。)
「とにかくお前の体が心配ならすぐに向かえ!」
恋歌お姉さまは本気で言っている。お兄ちゃんが危ない!
「ありがとうございます、恋歌お姉さま。」お礼をいい、頭を下げると、
「私はお前が美優の方が嬉しい。唯一、認めた妹だからな。」
恋歌お姉さまのお気に入りの私には、甘いのだ。
とにかく私は自分の体とお兄ちゃんを守るため、すぐに朝倉家へ向かった。
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