第2話
「僕的には、兄貴じゃなくて姉貴が良かった」
「な...!?」
「それも、美人で、聡明で一緒に歩いていたなら誰もが羨やむような姉貴がよかった。
頭がよかったら、勉強教えてもらえるし、
料理が上手だったなら、いつだって美味い
飯が食えるだろ?」
「おまえ、相当、この俺が兄貴であることに
不平不満があるな?」
「ああ、あるね。
本当なら母親の再婚は反対したいところさ。
というか、反対した。
おまえの評判は聞いてる。
とにもかくにも不良なんだろ。
タバコも隠れて吸ってるんだろ?
勉強はできないし、部活にも入ってないし、
ただ、ゲーセンに入り浸ってるヤンキーなんだろ?」
「タバコ以外は言ってること全てあってるな、、、にしても、年上におまえ、とか言うなっ!」
右手で、
思い切り頭を引っ叩いてやろうと思ったが、
するりとかわされた。
親の再婚で俺の家にやってきた、この弟が生意気過ぎてほんっとーに頭にくる!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます