第64話災い転じてエッチと成す

【災い転じてエッチと成す】

それから、あいつが何をしてくるか怖いので、今住んでいるマンションが知られるとまずい、そう思って帰って荷物をまとめ、しばらくホテル住まいをすることに


裕子さんが落ち込んでいるので俺は

「裕子さん、ホテルです、ホテル、うれしいです、裕子さんとホテルで、あんなこともこんな事も・・・・・・イッヒッヒッヒ」

「克己君、なんかテンション高くない?」

「はい!だって、このホテルのバスルームってガラス張りで丸見えですよ」

「……もう!ほんとスケベなんだから♡」

「はい!♡」


接触禁止の罰則金を請求するからホテル代が浮くし、毎日が旅行気分のエロエロ三昧

これこそ災い転じて福(エッチ)となすだー!

って言ったら、

「コラ!」と言ってコツンと頭を


へへへ 裕子さんがこの事件について思ったより、落ち込んでいなくてよかった。


 それから、裕子さんがお義母さんに、この事と、以前興信所にお願いして調べてもらった事を報告した。


あいつは、裕子さんと離婚した後に別の女性と再婚したらしく、その相手にもDVをやらかして離婚されたらしい。

第一印象はおとなしくてとてもやさしい印象でその親もそれに騙され結婚したが、半年ほどたってDVが始まったそうだ、当然離婚で接触禁止。

その女性に再縁をせまろうとした所、そっちは両親が激怒、警察を呼ばれ、さらに接触禁止事項の罰金まで。


それに懲りて反省すれば良いものを、懲りずに裕子さんに近づいたらしい。

お義父さんに人を見る目がないというか、あいつにとって騙しやすい相手だったのだろう。まんまと騙されただけ、という事だった。

お義母さんも裕子さんも『お義父さん、アウト!もうダメ! 絶対許さない』俺も同意見


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問題が解決し、2人はあいかわらずイチャイチャバカップル。

最近、裕子さんは俺の希望を受け入れてくれて、エロい下着やエロいネグリジェ?なんとかドール?いろいろ着てくれる、当然裸エプロンも!


俺はそれを見て、もとい、もっこり君はそれにすごい反応するし、もうた~いへ~ん。


こんな2人、俺のもっこり君と裕子さんの〇〇〇の相性は俺達以上にぴったり?

2月に3連休がとれそうだったので、2人で温泉にでも行こうと言う事に、家族風呂でイチャイチャしたいし、のんびりゆったり、車の方が良かったかな~なんて思っていたら

「電車で隣に座って、昼間っからビール飲みながらイチャラブするのっていいね♡ たのしみ♡」

「はい!」そうだ、電車だ!


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