第4話 4月4日(月)東大版ビリギャル
こんにちは。烏山千歳です。学校は来週から始まります。それまで、信一さんと勉強の予習をすることにしています。
小幡信一:なんかいい予感がしないよね。
烏山千歳:何が?
小幡信一:千歳ちゃんは気楽だね。今、戦争が起こってるでしょ。
烏山千歳:信一さん。大企業計画で助けたいって言ってなね。
小幡信一:いま、何があるかわからない世の中だから、特に勉強は必要だよ。
烏山千歳:そこに持っていく…。
小幡信一:でも、東大は勉強量とコツだよね。
烏山千歳:信一さんはコツつかんだの?
小幡信一:なんとなく。ただ、実際受けてみないとわからない。
烏山千歳:でも、数3は間に合ってないんでしょ。
小幡信一:そうだね。今、後回しにしているから早めに勉強しようと思っている。
烏山千歳:信一さん。私、英語。少し覚えたよ。
小幡信一:何かしゃべってみて。
烏山千歳:What Should I say?
小幡信一:Everything is O.K.
烏山千歳:今日はここまで。
小幡信一:でも、えらい。このままだと東大行かれるよ。
烏山千歳:信一さん。「ビリギャル」参考にしているでしょ。私。そこまで落ちてないよ。
小幡信一:そのようだね。でも、東大はビリギャルよりきついよ。ビリギャルは慶応で教科が3科目だったけど。千歳ちゃんは6科目。それで偏差値35。東大生版のビリギャルだよ。
烏山千歳:受かればの話だけどね。
小幡信一:まあ、そうネガティブにならなくてもいいよ。僕がいるからね。
烏山千歳:信一さんは大企業計画やりたいんでしょ。お金入ったらやるの?
小幡信一:お金があればね。
そう。信一さんの大企業計画は全世界中の人々を救う計算で考えてた計画みたい。
烏山千歳:じゃあ、勉強始めようよ。
小幡信一:そうだね。
と、今日の話はここまで。
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