友達と花火大会に行くことになりました。
『じゃあ、駅前で17:00集合ね!!』
『了解』
待ち合わせの場所、時刻も決まったところで重大な問題が発生しております……。
服装、どうしよ。
いや、流石に私服だろ?
多分他の人に聞いたら、
「女子と行くなら浴衣だろ!?」
とかいう輩がいるかもしれないが、俺だけ張り切ってるみちいになるのも、ねぇ…?(言い訳)
というか綾瀬さんはどんな服装でくるんだろ。
聞いてみるか。
『そういえば、綾瀬さんってどんな服装で行くの?』
『ん〜内緒!』
ということなので分かりません★
でも多分この感じは浴衣なんだろうなあ。
駄菓子菓子、私は陰キャなので、浴衣を着るなんて勇気はない!!!
だってあれだよ?「うわ、いかにも陰キャ!みたいな奴が浴衣着てやがる」ってなるかもしれないやん(陰キャ特有のいきすぎた被害妄想)。
取り敢えず、一番無難と思われる服を着ていくつもり。
この前ようやくファッションについてほんの少し調べて、無難なコーデというものを知ったでな。
と、そんなことを考えていると、誰かから連絡が来る。誰からだろ。
『おーい翔太!』
『どした?』
『来週近くで花火大会やるやん?それ、一緒に行かね?』
『あ、俺もう綾瀬さんに誘われてる』
『は?』
『え?』
『いや、は?』
『いや、え?』
『綾瀬さん"が"誘ったの?』
『うん』
『は?』
『え?』
なんでこいつはさっきからずっとあたりが強いんだ。
『いや、分かった。じゃあ六人全員で行こうぜ』
『ん?六人?』
『そ。俺、翔太、弘治、圭太郎、委員長、綾瀬さんの六人で』
『あー…ちょっと綾瀬さんに聞いてくる』
『りょ』
いきなりだったが、取り敢えず綾瀬さんに聞いてみよう。
『……………って訳なんだけど、どう?』
『う〜〜〜〜………………分かった』
『嫌なら全然言っておくけど』
『みんなと行くのは嫌じゃないんだけど、その…う〜』
『い、嫌ではないんだね…?』
『うん、だから一応OKだよ………』
事情はわからないが、何やら落ち込んでいる。
でもOKと言うことなので、祐也には伝えておこう。
『一応大丈夫だって』
『オッケー』
となり、予定はグループで決めることに。
(弘治)来週どこで待ち合わせようか
(ユウヤ)んーどうしよっかな〜
(なぎさ)じゃあ、駅前にしない?
(小春)駅前、うん、良いんじゃない?
(櫻川)じゃあそうしよっか
(湊翔太)了解
(ユウヤ)オッケー決まりな〜
(小春)あ、時間とかは?
(弘治)花火始まるのが19:00だし、17:00とか?
(櫻川)それで良いと思う
(なぎさ)りょーかーい!!
てな感じで予定も決まった。
今まで行ってなかったのに、急に友達と花火を見に行くとか。本当に新しい出会いってつくづく人を変えるよな。
(…………………湊君と二人で行きたかったなあ〜……でも友達の誘いも断りづらいし、う〜)
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