第3話 学んだこと

ネクタイがどうとか髪型がどうとかじゃないんだな。

フィードバックによりどこが原因かわかってきたことで、逆に原因じゃないところもわかってきた。

いじめられていた頃のトラウマが消えないのは、いじめられていた原因がいまだに謎だからだ。

知り合いを注視、観察するのも気付かれたら嫌だから物心ついた時からしてこなかった。だから自分がどうなのかわからなくて自信がない。

でもフィードバックをもらったから落とされる原因とそれによって相手がどう感じるかがなんとなくわかった。つまり逆に言うと他は大丈夫だと言うことだ。〇〇の試験受かったら、次は年収〇〇以上のところ受けていこう。


落とされるのではないかと思うから緊張して固くなって熱意やる気がないと思われたら元も子もないからな。

ありのままの自分を評価してほしいと思っていたが案外俺の良いところは人から見ても全然伝わらないんだと。現実的には。逆に悪いところも伝わらん。相手は人事のプロだから少しの嘘でもバレるなんて言われるけど、それも案外うそなのかもね。


面接ハイになるのもいい傾向だろう。



要するにやる気と熱意をどうやって伝えるかというところか。

俺も若林みたいにあんまり客観的に自分の表情に意識を向けることがなかったが。

まあ表情はマスクもしてるからあれやが。他にも色々やる気熱意アピールに使える要素はあるだろう。

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