第3話 ごめんね

 サンバン、右の眼の下にチックがでるね。


「うん」


 文句を言われるんじゃないかとか思うと緊張するんだってことだけど、どうしたら治るの?


「たぶん、お掃除とかがんばってるといいんだと思う」


 あー、キレイにしてないと罪悪感があるのかな。


「なんじゃそれ」


 まいいや、祖母とか母のこととかちゃんと見てれば、チックおさまったし。


「そうでしょ」


 目をそらさないことが大事なんだね。


「目をそらしても、いいことないから」


 サンバンって、正直者だね!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る