第6話 しずかさんの場合

しずかさんは一人の人をずっと好きでいました。

本人も気づいているけど口にはしません

そんなしずかさんの元へ

「一億円と愛を交換しませんか?」

とスーツの男が行きました。

しずかさんは親の首を取った如く

怒り狂い出しました

「私の愛は1億なんて安くないわよ」

「そんな甘くみないでよ」

と泣きながら怒りました。

スーツの男はなんでそんな片思いまでして

愛を大事にするのかわからないと

思いながらいつものBARに行きました。


「いらっしゃいませ」

「最近噂ですよ。愛売りおじさん」


「ただ売ってくれって言ってるだけなのによ」

「あいつが愛を取り戻すためには愛が必要なんだよ」

と愛売りおじさんは涙を見せました。


「あの方には早く通常に戻ってもらわないと【相川】さんの

メンタルが持ちませんしね」


「そうなんだよ、誰か愛を売ってくれよ」

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