135.推しの死をどう乗り越えるか

9月29日(金)


推しが死んでしまった人ってどの程度いるのでしょう。2次元でも3次元でも推していた人が突然亡くなったら、リアルを生きる人間達はどのくらいのダメージを受けるのか。


ネットで見たところ何にも手を付けられなくなった、仕事や学校を休んでしまった、なんて人もいらっしゃったようです。そのくらい「推し」は生活に欠かせない一部になっている。


傍観者みたいな立ち位置から話ていますが私も推し活している身。推しの死から免れることは出来ません。


そりゃ日常アニメとかギャグ漫画とかに推しがいれば可能性はほぼないです。でも熱いバトルが繰り広げられる少年漫画が好き、3次元で息をしているアイドルが好きとなるとそうはいかない。


結局漫画やアニメは作者さん次第だし、実際にいる人間をコントロールすることなんて出来ないんだから当たり前の話です。


じゃあもしそうなってしまったら。大好きでかけがえのない推しが死んでしまったら。


乗り越え方は1つ。「受け入れられるようになるまでじっくり時間をかけること」です。


推しに心酔している人達は酷く動揺して心がザワついて、それ以外何も考えられなくなると思います。コンテンツにはのめり込む私のようなタイプは「推しについてなるべく考えないようにする」ことはできません。


常に推しを感じられることこそが推し活の醍醐味です。日々作品をみてライブに行って、アクスタやトレカを並べて眺めることこそが至福なわけです。そんな人達に「自分の生活は別にあるんだから考えることを辞めろ!」って言っても出来るはずない。


推しが作品から、この世から居なくなってしまったこと。悲しくて当たり前ですし、いっぱい泣いたっていいんです。自分には何もできなかったやるせなさとか、憤りとかもあっていいです。


それを否定する必要はありません。何も気力が起きなければ無理をしない。辛ければ人に話を聞いてもらうでもいい。同じファンと気持ちを共有するだけでも案外気持ちが軽くなったりします。


人の感情には段階があるので、時間が経過すればする程その事実を受け入れられやすくなります。決して忘れるわけではない。自分の推しは今までもこれからも自分を支えてくれる尊い存在であることに変わりない。


そうなってしまってもずっと好きでいればいいんです。

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