第23話 アイデア出しつきあってくれる?

 構成だけ考えてても内容がうかばないんだ。


「w」


 ストーリーも考え付かない。


 テーマがないとキャラもつくれないし、不自由してる。


「うん」


 ハチバンは戦争ものを書けというし、ヨンバンはダークファンタジーだっていうし、人には向き不向きってものがあるの;;


「www」


 書きたいキャラもいないし、これでどう短編を生み出せばいいの?


「うん。アンク君に聞いてみたら」


 ジュウバンのコスプレアンクくんに?


「そう」


 ろくでもない罵詈雑言が降ってきそう。


「そうそう」


 あまり気が進まないな。


「どんまいどんまい」


 だいたい、わたくし顔がよいだけの性格悪い人間嫌いだからね。


「だいたいわかる」


 んーま、通常敵役にくるキャラを主人公の相棒に据える、というのは前からある手法みたいだけど。


「うん」


 ろくでもない相方に正論つきつける主人公、これでどうかな。


「やるな!」


 でもなあ、正反対のキャラはできても、敵対者がいない。


「つくれば?」


 あらそうのは苦手なんだよなあ。


「でも、それを書かなきゃ」


 えぇえ? じゃあ内容は、ゲームみたいなのでいい?


「オッケーオッケー」


 なにがいいかなあ?


「陣地をとり合う、とか」


 エリアはどれくらいの規模? ていうか、バトルのサイズ感。


「えーと、まあいっか」


 いくないよ!


 ステージは次々あがるの?


「スプラトゥーンみたいなのは?」


 それ楽しそう。


「ね」


 ああ、こわくない戦いもあったなあ。


「な?」


 ちょっとだけ調べてみるわ。


「どんまい」


 ありがとー。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る