ヨンバンと話す。

水木レナ

第1話 おっはようん!

 ヨンバン、おはよう。


「おはよう、ロクバン」


 あれっ、わたくしロクバンではないよ。


「ああ、ごめ。間違えた」


 いんだけど、いつもなあなあにしてきたスケジュール、今日の分を任せてもいいかな。


「あい」


 今日は、『りぼんスペシャル』の分析・書き出しをします。


「それだけ?」


 いや、できれば仮面ライダーの録画を観たり、散歩したりもしたいけど。


「ばかもん。それを早く言え」


 やりたいことがいっぱいあるんだもんよ。


「あのねえ」


 そこんところ調整してほしいの、おねがい。


「あいあいさー」


 文句は受け付ける。


「じゃあゆうけど、猫の餌は?」


 ミャウミャウを一日四袋。


「ん。それからあとは……録画の整理」


 そうだね、新シリーズが始まってしまうし。


「そうだよ。で、漫画、ってことかな。ようするにインドアね」


 わかりきったことをwww


「すべてをそういうのにするの?」


 え?


「期間限定とか、そういうの集めない?」


 集める?


「時間は有限」


 期間限定はおもしろいのなら。


「了解」


 あと、他のナンバーに相談しておくことや、申し送りはある?


「ない」


 みんな独立してるなあ。


「結構ですね、あんたみたいなプライドの塊、認められるのはナンバーズの中でだけ」


 しゅん;; がんばってるのにぃ。


「wwwいじめるの、楽しい」


 どSか貴様ー💢


「からかっただけ」


 くすんくすん。

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