第16話 幕間 中高校生3人組の日常(1)

 私達は天使によって異世界に転移してきた。初日、街の近くに転移した私達は、門前で銀貨を払うと問題なく街に入る事が出来た。この街は、バルバドス王国の西側にある比較的大きな街でアンデルと呼ばれる街である。


 人口は約30000人で人種も様々だ。街の様子はとにかく賑やかだ!街の近くにダンジョンがあり、冒険者も多い。その為、素材を求める商人も多く店も多く出店されている。


 建物は木造で二階建てまでが多く、道は石畳で綺麗に舗装されている。下水道があるのか匂いも臭くない。(屋台から美味しい匂いはするよ!)


 私達はまず冒険者ギルドで身分証を発行し、借家を探した。借家は2階建てで小さいが庭のある二世帯住宅位の大きさの家を借りることが出来た。(家賃は月金貨8枚だ)


 貨幣価値は物によって違いがあるが、大金貨10万円、金貨1万円、銀貨1000円、銅貨100円だ。(その下に小銅貨10円がある)


 宿は食事付きで銀貨5枚から10枚、食堂は銅貨5枚から10枚で定食が食べられる。服は高く中古で銀貨5枚から金貨2枚位と幅広い。(靴も高い)


 食材は銅貨1枚からで、さほど違和感のある価格のものは無さそうだ。調味料は、塩、胡椒、砂糖、ハーブ類位だ(胡椒と砂糖が若干高いが買えない程ではない)

 米や醤油.味噌などは、見当たらなかった。


 数日かけて生活基盤を整えた私達は、各自やりたいことをすることにした。(リーダーは拓海さんで行動内容は事前に報告するようにしている)


 これから異世界生活が始まるのね!どんな食道楽が始まるのかしら!(いや、そこはどんな冒険だろ!)


かなえ、ブツブツうるさい」


「お姉ちゃん、独り言長すぎだよ…」


「次回!私達美女三姉妹の冒険が始まるわ!」


「私は赤の他人」


「真冬~(涙)」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る