イチバンと話す。
れなれな(水木レナ)
第1話 よう! イチバン、元気か?
やあやあ、元気にしてる?
「やあ、元気だよ。元気げんき」
そっか。
なんかなごむな。
買い物行ってくるから、欲しいものがあったら言ってみて?
「カエル」
え???;
「欲しいもの。カエル」
おたまじゃくしから脚が生えるやつ?
「そう」
むかしペットショップだった店が不動産屋さんになってて、もうおたまじゃくしは手に入らないの。
「なんだぁー」
他にはない?
「ある」
ほうほう!
「えーでも……」
でも?
「時間がかかる」
じゃあ、時間をかけて手に入れるよ。
「じゃあ、パンの耳」
なんでw
「おいしい」
君は妙なやつだなあ。
「カラッとあげてパンの耳食べると、あと砂糖かけて。おいしいよ」
あ、母のおやつか。
「うん」
そうね。
母に言ってみる。
おいしいよねー。
「うん」
ちょっと笑ったね。
「うん」
*山のパン屋さんで、生*の近くで手に入るってさ。
「w」
ではまたくるねー。
「はーい。またー」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます