第8話
*
<図書室前廊下>
テテテテ
ガチャリ
姉「おまたせー、司書ちゃん」トントン
司書「おまちくたびれた」
姉「え、まじ?」
司書「それなりには」
姉「えっでもわりと時間通りなんだけど」
司書「時計」
姉「七時だけど、どうしたの?」
司書「……三十分遅刻は時間通りとは言わないと思うよー」
姉「ごめんなさい」
司書「ま、いいよいいよ。それよりどこ行く?」
姉「ん、駅近くがグー」
司書「姉さんの家の最寄り?」
姉「司書ちゃんの最寄りでもいいよ」
司書「でも明日午後から暇じゃないし泊まらせないよ」
姉「えー、そっかー残念」
司書「姉さんの家の近くにしよう」
姉「いいの?」
司書「あそこの軟骨唐揚げが食べたい腹になってるの」
姉「ボトルは?」
司書「んー、あれはまた今度にしよ」
姉「うむ」
司書「ハシゴしながらわたしの家の近くまで来てもらうから」
姉「そしたらタクシーで帰るかなあ」
司書「そうならないように一軒一軒軽く飲もうね、軽くね」
姉「うん。んじゃ車取ってくるから前で待ってて」
司書「おっけー」
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