第10話 自炊に必要なもの

 自炊の方法なんだが、電子レンジ一つで自炊する事は出来る。

 できるのだが、難点は時間がかかるという欠点があるのだ。


 湯豆腐作るのに10分~12分、ご飯を炊くのに20分と、一食作るのに30分以上かかるでは、 やる気が3日も続かないのう。


 前の話で、女性の多くが自炊をすると書いたが、それはあらかじめ自炊しやすいような部屋を借りておるからだぞ。

 トイレと洗面台しか付いていない、誰かさんの部屋とは大違いだぞ。


 嘘だと思うのなら、スマホでスーモやアットホームなどの、賃貸サイトで賃貸物件を探してみると良い。

 東京都心以外は、台所、風呂付きのアパートは家賃月四万円位からあるぞ。

 田舎だと三万円で家族三人で暮らせる広い部屋で、バス、トイレ別、室内洗濯機置場あり、共益費は1000~4000円くらいで、駐車場は別途2000円~から借りられるぞ。


 女性は大体こういう部屋に住んでおる。


 最近は、オシャレなシェアハウスに住んでおる者も増えてきておるがな。だが、共同の台所で皆自炊しておるぞ。

  個人で部屋を借りている女性は、冷蔵庫(小さいやつ)、電子レンジ、炊飯器、ガスレンジかIHクッキングヒーター、調理器具、食器はそろえておる者が多いぞ、ついでに、洗濯機も持っている者が多い。

 ワシは、電気湯沸かしポットまで持っているぞ。

 年寄りは、温かいお茶が何よりおいしいのだ。


 なんだと、台所はあるが、物置にしているだと。

 すぐに片付けるのだ。

 節約以前に、汚い部屋ではあなたの精神と健康に、大変よろしくない。


 すぐに掃除するのだ。


 さて、台所はあるが、ガスレンジがないとはの。

 ガスレンジは、今は新品が15000円(税込)以上する、高額商品だからの。

 しかも、使うためにわざわざガスの使用契約を結ばないといけないからの。


 だが、今はIHクッキングヒーターの時代だぞ。

 ワシは、ちゃんとチェックしておる。

 トライアルなるディスカウントショップでは、一口IHヒーターが4980円(税込)で売っておったぞ。

 Amazonでは、3980円(税込)で売っておるぞ。2000円以上の商品だから、送料無料で、家の玄関まで、運送会社が運んでくれるぞ。


 2口コンロは高いが、Amazonで12800円(税込)から売っておるぞ。


 しかも、IHクッキングヒーターは電気で暖めるから、新たにガスの契約をしなくて良いのだぞ。

 家電の進歩はすごいものだのう。


 ただし、自分の部屋で使える電気の容量は、しっかり確かめておくように。

 IHクッキングヒーターは電気を大量に使うから、電気をどのくらい使って良いか確かめる必要がある。

 家の入口の天井近くの高いところにブレーカーがある。そこに使用可能な電気のアンペア数をしっかり見て確かめる必要があるぞ。


 バス、トイレ付きの家族向け賃貸アパートなら、普通30A(アンペア)使用可能だから、IHクッキングヒーターを使ってもなんとか大丈夫だが、15A(アンペア)などと書いてあった場合は、IHクッキングヒーターはすごく使いにくいぞ。

 使用電力が1400Wだから14A(アンペア)必要だぞ。

 電子レンジと同時に使うと、ブレーカーがすぐ落ちるぞ。


 その場合は、ガスコンロを使うか、30Aの電気が使用可能なアパートへの引っ越しが必要だの。


 なになに、どっちもめんどくさいから、やっぱり自炊はやめるだと。


 まあ、良い。

 オリジン弁当でも、ある程度の節約は可能だからの。

 だが、毎日揚げ物だと、胸焼けするぞ。

 それに、節約の効果も少ないから、すぐ元の生活に戻ってしまうぞ。


 ワシはガス代が高いのを承知で、あえてガスコンロを使用しておる。

 なぜなら、電子レンジも安心して使用可能だからの。

 同時では無いが、炊飯器も使用しておる。

 ワシもかつて、電気容量が15Aの家に住んでいたからの。

 失敗もしたが、電気の上手な使い方は、学んでおる。

 ワシのつまらん自慢話は無視して良い。


 だ。


 自炊をしてでも節約しようと決心しない限り、「資産運用」できるほど金が貯まるなど、夢物語になるぞ。


では、次に自炊するメニューを語ろうかの。

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