第2話 自分の置かれている環境を再確認する。
第2話を読み始めてくれてありがとう。
あなたが、今よりほんの少し豊かになるために、最初に行わなければならないことを書こうかの。
それは、最初に自分の置かれている環境と自分の能力がどのくらいなのか、これを知らなければ、何をどうやっても上手くいかないぞ。
上手くいく方法を見つけたとしても、その方法を見つけるまでに莫大なエネルギーを消費して、疲れ切って諦めるという笑えないケースもある。
では、自分の置かれている環境を考える基準をあげてみよう。
自分が置かれている環境は、学生であれば親の経済力、通っている学校、自分の学力など、社会人であれば自分が働いている会社と雇用形態が一つの目安になる。
そして、社会人として働いている場合、年齢が重要な要素になる。
芸能界なんて20代前半に関わらないと、成功をすることはほぼ不可能だ。
一般企業でも、採用試験を受けて年齢制限で断られた経験は、派遣や請負など非正規雇用で働いた経験がある者なら、一度ならず経験したことがあるだろう。
特に30歳以上は、このことを嫌というほど理解しているだろう。
抽象的な文章でなく、自己評価の基準を、学生と社会人に分けて箇条書きにしてみよう。ただし、中学生以下は除いておく。
この文章は、社会人対象なので、学生は簡単に説明する。
学生
高校生の場合
○家庭の経済力
(親からスマホを買ってもらえるレベルか? 大学に進学可能か?)
○通っている学校の偏差値
(公立私立は問わない、進学校に通っていることが望ましい)
○自分の学校の成績
(成績はできるだけ良い方が、進学や就職で自分の希望通りに進めやすい)
○親の精神状態
(両親が不仲の場合、病気を患っている場合、あなたの精神もむしばまれる)
大学生の場合
○家庭の経済力
(奨学金や進学ローンなしで、通えることが理想である)
○通っている大学
(東大や早稲田慶応など超一流大学の学生の方が、希望する仕事に就きやすい)
○親の精神状態
(実家から通っている場合は、両親が不仲、失職、あるいは病気だと、あなたの精神がむしばまれる。
また下宿している場合でも、両親の離婚や失職で急に困窮することになり、勉強どころでなくなる)
○高校生、大学生共通の上記以外の注意点
子供を支配したがる親(毒親)だった場合
この手の親は、あらゆる手段を使って、あなたを精神的に苦しめるぞ。しかも周囲も全く止めない、まさにリアルジャイアンをさらに凶暴にした存在だぞ。
対策はたった一つ、手の届かない場所に逃げ出すしかない。
一応学生の場合、思いつくことを書いてみたが、学生は、コロナ禍以降精神的ケアを行う部門を設置している学校が増えているので、不安な学生は、ワシのつまらない文章より、そういった場所に行って相談した方がいい。
当たり前の事を偉そうに書くな!!
と言っている声が聞こえそうだが、当たり前の事をキチンを見直さなければ、自分を客観視することなど不可能だぞ。
さて、社会人の場合の基準だ。
○年齢
基本的に、若ければ若いほど良い。
20歳の若者は派遣やアルバイトなどの非正規雇用、正社員として転職を希望しても、比較的簡単にできる。
だが、40歳だと断られるケースが増えるなど、年齢が上がるほど、就労が困難になる。高年齢の者が有利になるのは、その人が持っている資格や経験を会社が評価した場合のみである。
○体力(筋力だけではない)
いわゆる「ショートスリーパー」が有利。
ハードな仕事をしても、短時間睡眠で体力を回復できる者の方が、時間を有効活用できる。
○どのような契約で働いているか
正社員、契約社員、期間社員、派遣社員、請負社員、自営業、自由業のどれか?
正社員の方が有利なのは誰もが知っているのだが、一応書いた。
ついでに書いておくが、自由業は競争が厳しく、優秀な人物であっても先日のコロナ禍で仕事がなくなって、生活困窮者になった者がいたことを事を忘れてはならないぞ。
○会社の規模
超大企業、大企業、中堅企業、小規模企業、零細企業の順になる。
自営業は、銀行の信用が全くない。儲かっているときはいいが、業績が悪くなったときや、病気にかかったときの保証が無い。
○住んでいる場所
東京など都会の方が、仕事も多いので圧倒的に有利である。
地方に住んでいる者は、資金があれば都会への引っ越しを考えた方が良いと、ワシは思うぞ。
○学歴
これは、微妙な問題で、中卒で超大企業に正社員で働いている者と、大学院を卒業したが派遣社員としてコールセンターで働いている者のどちらが恵まれているかというと、大企業の正社員のほうが恵まれていると、ワシは思う。
社会人になれば、学歴より社会的地位の方が重要になる。
有名な経営者が「高卒」という学歴だとして、せいぜい成金と陰口をたたくだけだろう。
だが、最近はSNSで誹謗中傷されるので、有名人は結構キツいぞ。
○もらっている給料(自営業なら売り上げと利益)
これは、多ければ多いほど良い。
などと、自己を客観的に見る基準をいくつか書いてみたが、実を言うと基準を書き始めるときりがないのだ。
同じ20歳の若者が二人いたとする。
二人とも社会人だが、一人は大企業の正社員でもう一人は派遣社員だった場合、自分を客観的に見る基準が変わってくるし、プチ豊かな生活を目指す手法もかなり変わってくる。
誰にでも当てはまる方法など、ワシのような底辺どころか、超一流の経営コンサルタントや、メンターと称する人物でも書けないほど難しい。
ここまで読んで、ワシの言っていることが馬鹿馬鹿しいと、思った者は、これをすれば良い。
「紙に書くと実現する」
をすれば良い。
ディスカウントショップで、ノートやコピー用紙を買って、好きなだけ書けばいい。
「紙に書くと実現する」は、いろんな起業本や自己啓発本に書いてあるから、ワシのつまらない話より、よっぽど成功する確率が高いと思うぞ。
ワシは全然実現しなかったがな。
ワシはおバカさんなのだろう。
次は、基準を理解したならば、プチ豊かな生活をするために必要なことを、少しずつ書いていくぞ。
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