第二十話 師匠の剣 日影石流斉
四日市宿を出て、彼らは一気に坂上宿まで向かう事になった。
日影兵衛が自分の為に時を食いすぎたと皆を
その道中である。
「もたもたしていたらおりんが姉と会うのが遅くなってしまうではないか」と彼はうっかり口を滑らせた。
桑名宿で思わぬほどの刀を手に入れる事ができたため、京の鍛冶屋の事を忘れてしまっていたのであった。
りんはぽかんとして日影兵衛の顔を見つめた。その頬が段々と赤く染まっていく。
いつの間にか、日影兵衛の一番の目的がりんの事に変わってしまったということに気がついたらしい。
「あ、あの日影様。私の事は後回しでいいのです。私は日影様の下女ですし、無理をなされてまた怪我が悪くなられたらと思うと……」
「いや、ちょっと待て。良い刀が手に入ったから、鍛冶屋の方はどうでもいいと言う意味だ」
日影兵衛は苦し紛れの言い訳をする。
「もう少し素直になられたらいいでしょうに」
「日影殿、見苦しいですぞ」
「良かったね、おりんちゃん。京に着いたらすぐ探してくれるって」
日影兵衛は三人に言われてぐうの音もでない。
「そんなことはどうでも良い。どうであろうと京に着いてからの話だ。もうこの話は終わりだ」
苦い顔をしながら彼はもうひとりの方へ顔を向ける。
「それよりなんだお前は。四日市で帰ったのではなかったのか」
いつの間にか佐々木琴が追いついて来て、五人の後ろを素知らぬ顔をして歩いていたのだ。
「帰るなどと言った覚えはない。もっと指南して頂きたいのだ」
四日市宿で帰るふりをしてこそっとついてきたらしい。
「俺がいつお前を弟子にした。いい加減にしろ。本当にお役御免になるぞ」
「それは困ります、と言うとでも思ったか。山名様に京土産を買ってくるよう言い付かったのだ。ご命令に背く訳にはいかん」
「そうか。ならばお琴、お前を弟子とも仲間とも認めたわけではないのだ。宿はひとりで勝手に取れ」
「夜中にこっそり置いていこうとしても無駄だぞ。行き先は京、通り道は東海道だからな」
佐々木琴はどう言ってもついてくるつもりのようだ。
「あの、お琴さん。山名様の土産のことなんですけど」とたけが話題を変えるように口を挟む。
「なにか」
「何が欲しいとか言われませんでしたか」
「ん。そういえば欲しい土産は三つのうちのひとつだけで良い、京までの道中すぐわかる。必ず持って帰えれ、とかなんとかおっしゃっていた。京に行けばすぐ分かる物があるのか」
「なるほど。いやあねぇ、お琴さん。山名様もはっきりおっしゃればいいのに」
たけは日影兵衛と永山宗之介、前田主水の方を見る。
日影兵衛と永山宗之介は顔を見合わせた。前田主水はそんな土産などあったかと首を
「はっきり言ったら佐々木殿は
「いい迷惑だ」と日影兵衛。
「お前たちも知っているのか。何を買えばいいのだ」
「自分で考えろ」日影兵衛は突き放す様に答えた。
そういう訳で旅の道連れがひとり増えてしまったのであった。
四日市宿と土山宿の間には、石薬師宿、庄野宿、亀山宿、関宿がある。土山宿まで行けば京はすぐである。
しかしその道中やかましいことこの上ない。
前田主水と佐々木琴のせいである。弟子にしろ、技を教えろ、指南しろと日影兵衛を挟んで
庄野宿を通り過ぎると今まで無視を決め込んでいた日影兵衛がいきなり「お前ら、止まれ」と言った。
何事かと前田主水と佐々木琴は刀の柄に手をやる。永山宗之介はりんとたけの前に陣取る。
「いや、敵ではない」と日影兵衛は三人を静止する。
前にはひとりの老人がこちらへ向かって来ているだけであった。
白髪で髷を結っていない総髪に、立派な髭を
しかし永山宗之介は「只者では無いですね、あのご老人」と口にした。
「あの
日影兵衛の言葉に「ええっ」っと驚く残りの五人。
師匠だと言われた老人が日影兵衛の前まで来るとこう言った。
「わしは日影石流斉と申す。兵衛が迷惑かけておらんかの」
「いきなり出てきてふざけるな」
日影兵衛はもの凄く嫌そうな顔をして言った。
亀山宿に到着した彼らは茶屋に落ち着いた。
日影石流斉はりんとたけを両脇に
彼を取り囲むように残りの四人は立っていた。
「奇妙だな。何故こんなに人がいる」と日影兵衛はあたを見回す。永山宗之介も前田主水も合点がいかない様子であった。
「しかし師匠、何故山を降りた。弟子は出来たのか」
「今もいないぞ」
「丁度いい。このでかいのと女を弟子に取れ。そして俺の前から消えろ」
「ええっ」と叫ぶ前田主水と佐々木琴。
「いやいや、弟子はもうとらん。教え終わる前に寿命が尽きる。兵衛、おまえは免許皆伝だろ。お前の弟子にしたら良い」
「それが嫌だから押し付けようとしたのに」
「な、な」とふたりは絶句する。
「師匠、山で骨を
「そのつもりであったのだが、恩ある人に力を貸してくれと言われたのでな。断ることも出来ぬので降りてきた」
「恩人とは誰だ」
「伊勢亀山藩の藩主に
「師匠の手まで借りたい事とは何だ」
「黄錦党という盗賊団を知っているか。奴らは関宿を襲うつもりだ。亀山城の者では護るのが精一杯だ。それ故、奴らを根から滅ぼす
「黄錦党たと。何故奴らは関宿を狙う」
「奴らは伊勢別街道と大和街道から商人を始めとした旅の者を関宿に追い詰めた。それをまるっと頂く算段らしい」
「奴らは鈴鹿峠の盗賊気取りか」
「そうであろうな。奴らの根城は鈴鹿峠にある。親玉もそこにいるのは確認済みだ」
「師匠、俺が東海道を進んでいるのを知っていたのか」
「そんな訳あるまいが。お前を探すほど時間が無い。しかし良い具合に出会えたものだ。ちと力を貸してくれ」
日影兵衛は疑念の目を日影石流斉に向ける。
「手練を探しているだと。そんなものそうそう転がっているものか」
そう言う日影兵衛を石流斉は無視して言った。
「なんというか、天の導きだな。永山殿と前田殿、そうとう腕が立つと見た。手を貸してくれまいか」
「馬鹿を言うな。俺達全員京へ向かわねばならんのだ」
「今は上り下りも通行止めだ」
「それでこんなに人が多いのか。しかし師匠の口利きで通る事ができるだろう」
「わしがお前を見逃すとでも思うたか」
「俺だけでも構わんか。他の連中は行きすがりだ。巻き込む訳にはいかん」
日影兵衛はそう言いつつりんをちらりと見る。
それを聞いてか聞かずか日影石流斉は立ち上がり「こんな場所で問答を続けるわけにはいかんな。とりあえず関宿まで来い」と言った。有無を言わせるつもりは無いらしい。
「俺だけ行こう。他の者は事が終わるまでここに留まらせる」
「と言うておるが」と、日影石流斉は他の5人の顔を見た。
「儂は日影兵衛殿についていく」と迷いもなく前田主水。
「わ、私は日影兵衛様の下女ですから」と、りん。
「
りんは日影兵衛にそう言われても離れたくないというような顔をしている。
たけと永山宗之介、佐々木琴は顔を見合わせる。この三人はりんよりもついていく理由は無いのだ。
「もう一つだけ聞く。腕が立つ者を何人集めた」
「わしとお前を入れて四人だ。亀山の侍はなんとかなりそうなのが十人」
「十四人……それで足りるのか」
「敵の頭はとんでもない奴だ。その周りには当然腕の立つ者が幾人かおると見る。亀山のはあまり期待できん。大勢で攻められればいいのだが、関宿を固めるのが精一杯だ。そういう訳でちと手が足りぬかもしれぬ」
日影兵衛の頭に
そこに永山宗之介が口を挟んだ。
「敵の数は
「永山殿、何を言い出すのだ」
「有象無象合わせて七十人程だ。頭目の他に腕の立つ者が何人いるのかはわからん。何処ぞの誰かが暴れまわってくれたおかげで奴らの数が減った。わしはそいつを探しに出てきたのだが」
「何処ぞの誰かは目の前にいますよ。箱根からここに来るまで倒した数は三十人を下りませんね」
「永山殿、余計なことは言わんでくれ」
「なんだ、既に手助けしてくれていたのか」
「馬鹿を言うな。それより永山殿、それに主水。女達と共にここに留まってくれんか。結果がどうであれ関宿はいずれ通れるようになるだろう」
「儂は日影兵衛殿のそばを離れぬと言ったぞ」と前田主水が即答する。
永山宗之介はたけを見た。
「そんな危うい所に行かせると思いますか。貴方は私の用心棒ですよ」とたけは永山宗之介を睨む。
「そうだ。やめておけ。ここまで深入りするな」
永山宗之介の両手は固く握られていた。
「おたけ様。赤坂での約束はやはり無かったことにしてください。やはりそろばん勘定は私に向きません。京には私より
「な、なんですって」たけは永山宗之介の袖を取り握りしめる。
「漢には引くに引けない事もあるのです。私は日影殿の背を護ります。護らねばいかんのです」
「永山殿、俺にそこまでの価値は無いし恩を売ったつもりも無いぞ」
「いやいや、大ありです。しかし勝てぬとわかったら逃げ出しますよ」
「言っていることがめちゃくちゃじゃない」たけは顔を
「そういうことで失礼します」
そう言って、永山宗之介はたけを引き剥がした。
「私をそこまで嫌うのですか」
「嫌ってなどおりません。むしろ……」
そこへ日影石流斉が割って入った。
「痴話喧嘩はそこまでじゃ。そやつはわしと兵衛が必ず生かして戻す。雑魚狩り程度の事はしてもらうがの」
「師匠、また勝手を言う。が、仕方あるまい。おたけ、そういう事で手を打ってくれ」日影兵衛も埒が明かぬとみて言った。
「ならば私も関宿に入ります。生きて帰るなら私は永山様を逃がす訳にはまいりません。約束は守ってもらいます」とたけがごり押した。
「そ、それじゃあ私もおたけ様のそばにいればいいですよね。日影様の下女ですし」とまたりんが言う。
「おりん、さっきも言ったようにだな……」
今度は佐々木琴が口を
「おたけとおりんを護ると言う理由ならば私もついってもよかろうな。お前達がしくじったら身を
これは駄目だと日影兵衛は
関宿につく頃には日が暮れていた。関宿は亀山藩の侍が厳重に護りを固めている。
「今日は休め。どの旅籠でも良いぞ。詳しい話は明日する」
そう言われて六人は顔を見合わせた。
「すまんが、おりんに話がある。ここの一部屋をふたりで借りても良いか」と日影兵衛。
「それなら私も永山様と大事な話があります」とたけ。
「なるほど。別に構わんよ」と日影石流斉は頷く。
前田主水はというと「さてと、どうするかな。あとひとり入れる部屋はどこにあるかな」と
「何故だ。その辺の空いている部屋すればよかろう。石流斉様も適当に選べと言っていたではないか」と佐々木琴。
「あれは女連れのふたりに言ったのだ」
「そうなのか」
「多分」
「いい加減な事を言うな」
「しかしどこの馬の骨かも知れぬ奴に一人一部屋なんて贅沢させる筈もあるまい」
「私もあぶれた。どうしたらいいのだ」
「お前なあ。別に女はお前ひとりしかいない訳では無いぞ。どこかに混ぜてもらえ。どうせ寝るだけだ」
「探すのか。面倒くさいな、それは」
「じゃあ俺達ふたりも連れだということにして同じ部屋にとめてもらうか。いや冗談だぞ」
「冗談だと。私は別にかまわないぞ。それなら探さなくて済む」
「一応聞くが、男と女ふたりっきりで一部屋だぞ」
「寝るだけだろ。問題ない」
「いやその寝るという意味がだな」
「寝て起きるだけでなんの問題があるのだ」
「何を言ってもわからんか」
「いつまでこんな所に突っ立っているつもりだ。ここで良いな」
佐々木琴は前田主水を促して旅籠に入っていった。
日影兵衛とりんが泊まる事にした部屋。
彼はいつもの様に窓際に座っていたが、窓は閉められ煙管も吸っていなかった。
「日影様、明日はお早いのでしょう。寝床の用意をします」
りんの支度が済むと、日影兵衛は「おりん、ちょっと座れ」と窓際から離れてりんのそばに座った。
りんは「はい」と日影兵衛の前に正座したが、彼のいつもと違った雰囲気に戸惑った。
「俺は戦に出る前に思う事がある」
「何でしょうか」
りんは改まって言う日影兵衛に不自然なものを感じた。
「約束した姉探しが出来ぬかもかもしれん。その時は誰かに頼ってくれ」
突然そんな事を言われたりんは驚きに目を見開いた。
「そ、それは、つまり……」
「おりん、もっとこっちへ寄れ」そう言われてりんは恐る恐る近づく。するといきなり日影兵衛に抱きしめられた。予想外のことに声が出ない。
「俺はそれほどできた男ではない。未練というものも持っているのだ。おりん、お前が」とりんの耳元で言った。
「え」
「お前の気持ちを無視して悪い」そう言って日影兵衛はりんを押し倒す。
「あっ……で、でも私は日影様が死ぬなんて思っていません。それに私が未練だなんて、ただの下女に……」
日影兵衛はそう言うりんの唇を自分の唇で塞さぐ。そしてりんの着物をはだけた。
りんは涙を溜めながら日影兵衛に身を任せた。日影兵衛が死ぬなどと思いもよらなかったのだ。
「永山様、本当に死なずに帰ってきてくださるのでしょうね」永山宗之介と向かい合って正座しているたけは言った。
「勿論です。ここにおたけ様がいますから」
「やっぱりやめて下さい。私のそばにいてください」
「もう決めたことです。
「あれは方便でしょう。戻られなかったなら私は行かず後家になります。私が見合いを全部断っていたのはご存知でしょう」
「そうはなりませんよ。旦那様も次は見合いを断らさせるような事はしませんよ」
「もし永山様が死なれたら、私は自害します」
「なんてことを言うのですか。私にはそれだけの価値はありません」永山宗之介は慌てる様に言った。
「……私は貴方の価値に見合いませんか」
たけはそう言うと、立ち上がって帯を
「そのような事はやめて下さい。私は……」帯を取ったたけは永山宗之介にそれ以上言わせずに抱きついた。
「いつも私からばっかり」永山宗之介の胸に顔を埋めたたけの目から涙がこぼれ落ちそうになっていた。
永山宗之介はそんなたけをそっと抱きしめた。
前田主水はしかめっ面をしていた。佐々木琴はその顔を見て「なんでその様な顔をしているのだ」と問う。
「なんというか、もう少し出るところが出ていれば危うかった。だが辛抱たまらん」
「なんの話だ。辛抱たまらんとはどういうことだ」
佐々木琴はすらりとした身体の腰に手をあて
「何故儂の目の前に立つ」
「目の前でなければ話ができぬではないか。いいから答えろ」佐々木琴はそう言って前田主水の前に座る。
「出るところとは胸と尻だ。だから近寄るなと」
「貴様、どこを見ているのだ。ぺったんこで悪かったな。で、辛抱たまらんとは何を辛抱するのだ」
「本当に解らないで聞いてるのか」
「解らん。いい加減に答えろ」
「お前、知らぬにも
「解らないから聞いているのだ」
「これ以上儂を惑わすな。戦に差し支える」
「また増えたぞ。わたしがお前の何を惑わすと言うのか。それと戦になんの関係がある」
「うるさい、黙れ。折角我慢しようと……最後に女を抱かんで終われんということだ」
前田主水はいきなり立ち上がると、佐々木琴を押し倒そうとした。
「そ、そういうことか。解ったからちょっと待て」
佐々木琴はようやく前田主水の言わんとする事を理解した。今にも襲いかからんとする前田主水を静止する様に右手を差し上げて後ろへずり下がった。
前田主水は佐々木琴を押し倒そうとする格好のまま静止する。
「解っただと」
「い、一旦落ち着け。ちょっと座れ」
佐々木琴はそう言うと乱れた
前田主水は佐々木琴が自分に向けた顔を見て気勢がそがれたのか、言われるまま腰を下ろした。
「あの、その、なんだな、私が悪かった」と彼女が口にする。これ迄の自分の言動を思い返したのだ。
そんな佐々木琴を見て呆けた顔をする前田主水。
「ええとだな、その、最後の女が私のような男女のき、生娘で構わんのか。探せばもっと、その、床上手な女がいるであろ」
「へ」
「だ、だからだな、謝るから他の女を探せと」
「そこまで嫌か。お前から部屋に誘うから儂に心許したのかと。それに今更他の女を探すまでもない。お前みたいな
「こ、好ましいって」
「やっぱりわかってないなあ。だから我慢しようとしたのに」
そう言って前田主水は身を乗り出すように佐々木琴の顔の方へ自分の顔を突き出す。
「ち、近い。もうちょっと聞け。き、嫌いなら同じ部屋に泊まろうなどと言うわけがない。ただ、その、そこまで考えていなかった……そ、そのだな、
「こうなった俺にどうしろと」
「よ、夜這いを許すような真似をした私が悪かった。しょうがない。ただな、は、初めてなのだ。こう、いきなり乱暴なやり方は勘弁してくれ。初めてはお前にくれてやるから」
この頃の夜這いといえば基本両者の同意の元で行われ、その上家族も承知している場合があるのだ。
「儂が嫌ではないのか。それでいいのか」
「いきなりこんなで嫌といえば嫌だが……初めてはできればこう、順序を踏んでだな、そうありたかったのだ」
「むう。では儂の最後がお前で、お前の最初が儂でも構わんと」
「もともと誰かと
そう言う佐々木琴の顔は赤くなっていた。
「そうか。本当にいいんだな。どうしたらよいかは気の向くままだ」
そう言って前田主水は佐々木琴の方に手をやり引き寄せる。
「あ……」
「最初なんか人それぞれだ」
そのまま前田主水は佐々木琴にそっと覆い被さった。
そうして色々な問題をはらんだ夜はふけていった。
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