『ゼロの魔術師』~Sランク勇者パーティを全力でサポートしていたのに追放された最強の魔術師はパーティ恐怖症になったので全力でお一人様無双を始める事にしました。~
006:Sランクパーティへようこそ!①(追放サイド)
006:Sランクパーティへようこそ!①(追放サイド)
~ トラン視点 ~
俺様は勇者トラン。
Sランクパーティ
「ククク……ルードの何も言えなくなったあの惨めな顔、笑えたぜ!! ぎゃははは!! ふぅ~……良い気分だ!!」
「ホントです! いつも口だけの役立たずがいなくなってくれてスッキリしましたね。トラン様に口答えするやつなんてパーティの和を乱すだけですよね!」
「同意。そしてもっと早く新しいメンバーを探すべきだった」
「そうですねぇ、共に戦った仲間として少し甘やかし過ぎたかも知れません。ですがそれもまた弱者への救済ですよ。愛は強者の責務ですから」
ここはいつもの冒険者酒場とは違うちょっと高級なレストラン『ミンシュラ』。
なぜこんな所に来ているかと言えば、今日は俺様たちに新しい仲間が加わるからだ。
役立たずのルードの代わりにな。
「お、来たか」
「はじめまして、魔術師のパフと言います。補助系統の魔術を専門にしています」
少し緊張したような表情でそう挨拶したのが新メンバーのパフだ。
「俺は勇者トランだ!! パーティのリーダーさ。よろしくな、パフ!!」
くぅ~~~、やっと来たぜ~~~!!
待ちに待った高レベルで補助専門の魔術師……そして銀髪で巨乳の褐色美人!!
今は少し緊張しているみたいだが、それでもミステリアスなオーラが出まくっている!!
さすがは生きたブラックダイヤモンドと言われる希少種族ダークエルフだ!!
存在自体が可愛い過ぎるぜ!!
緊張してる少し硬い笑顔も可愛いじゃねぇか!!
はぁ……これでやっと俺様の理想のハーレムパーティが完成だ……。
「私は武道家のスフォウよ。スフで良いわ。よろしくね」
武闘家、元気系のスフ。
短めの赤毛でボーイッシュな印象の美少女。
胸は少し残念だが、健康的なエロさの引き締まったボディは高得点。
俺様にベタ惚れでボディタッチも多いし、今の所、俺の一番のお気に入りだ。
なによりエロい。
エロ可愛い。
「わ、わわ、私はメイ。魔術師です。よ、よろしく!」
魔術師、ちびっ子のメイ。
青っぽい不思議な髪色が魔術っぽくて似合っている美少女。
胸に関してはノーコメントにしておこう。
一定の需要があるのは知っているが、しかし俺の好みではない。
エロさが足りないな。
長い前髪もあってあまり表情が見えにくいが、たぶん俺に惚れているに違いない。
「あらあら、メイちゃんは人見知りなの。仲良くしてあげてね。あ、私はシーンです。回復役をやってます~」
聖女、ゆるふわ系のシーン。
ふわりとカールした綺麗な金髪と、迫力満点のバスト。
聖女伝説にも重ねられるその美貌は、見た目だけで言えば俺の好みのドストライクだ!
だが聖女と言われるだけあり、教会の方針であまり積極的なアプローチはしてこないのがマイナスポイントだな。
もっとエロくなれよ。
きっとこいつも俺に惚れているだろうが、俺は積極的なタイプが好きなのだ。
「はい。みなさん、よろしくお願いします」
そして補助魔術師、ミステリアスなパフ。
シーンとは違うサラサラしたタイプの銀髪ロングヘアー。
性格面はまだ謎だが、そのバストサイズといい、見た目だけで言えばシーンにも匹敵する美しさである。
超一流といわれるこの店のスタッフたちすらも目を奪われている。
さすがはダークエルフだな。
存在そのものがエロい気がするぜ。
うんうん、こうして見ても良い感じだ。
今までのメンバーも美少女で揃えてきたが、最後の一人には亜人……そしてミステリアス系が欲しかったんだよな。
そういう意味でもパフは完璧だ。
戦力とハーレム要因を両立する女を探すのには手間も時間もかかったが……その価値はあった。
そしてずっと邪魔だったルードも追放できたし、最高の日だな。
なんて晴れやかな気持ちなんだろうか……。
これで良い!!
これが俺様のパーティなんだよ!!
俺様がリーダー!
俺様がパーティの中心!!
もう俺様のやり方に口を出すヤツはいない!
クソ、ルードの顔を思い出すだけでイライラするぜ!!
なにが安全第一だ。
なにがパーティのためだ。
チマチマと低ランクのダンジョンに行かせやがって。
だいたいリーダーは俺様なんだよ!!
最初から俺様たちはもっと上のランクを目指せてたんだよ!!
だから真のスタートはここからだ……。
ルード、お前の役目はここまでのただのお膳立てなんだよ。
お前は俺様の引き立て役に過ぎないんだ。
俺様の最強伝説はここから加速していくんだからなぁ!!
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