借りた猫の手、利息に爪痕への応援コメント
こんばんは。
目々さん節炸裂のお話でした。残る余韻に物語の弟さんと同じく
逃れられないものを感じました。
手ならいくらでも貸すんだよ、猫の手くらいには役に立つからさ
の台詞がお兄さんの都会での出来事を示しているように思えてしまい
もやもやっとした複雑な胸中になっております。
願わくば、そうではないといいのにと、この兄弟の穏やかな未来を
願わずにはいられませんでした。
今回も心に残るお話で、すごく好きです!
作者からの返信
コメントとレビューをありがとうございます。KACは一話が四千字上限かつ短編なので、趣味に思い切り振り切ってのものが多いので、気に入って頂けたなら嬉しいです。
兄弟はすぐさま破滅はしないかと思いますが、弟の盲目的な崇拝と兄の矜持と見栄が噛み合う限りは先行きも不穏なところです。
借りた猫の手、利息に爪痕への応援コメント
嫉妬や憧憬すら抱けないくらいかけ離れた兄の手が社会から落伍しないよう繫ぎ止める命綱からいつの間にか悍ましい軛に変わる。
執着と劣等感のとても上質な闇のブロマンスでした。天国に引き上げるには足りなくて一緒に地獄へ沈むための縄という感じでした。
作者からの返信
コメントをありがとうございます。血縁と憐憫で互いに道連れになる兄弟の話になりました。崇拝と憐憫でまっさかさま。
劣等感を以て卑屈に盲目的に崇拝するからこそ、追い詰める側に無自覚に回る人間を書いたらこうなりました。ブロマンスとして成立していたなら嬉しいです。